ケゾえもん寄稿、3,600文字
「PCR検査のない世界を思考実験」
(文=ケゾえもん)
くそモーニングショーは早送りチェックだけする
今回のコロナ騒ぎが終わったらもうモーニングショーは見る気はないのだけれど、立場上(どいういう立場だ?って突っ込みいれてください)毎日モニターはしている。しかしあくまでモニターであり、もはやくそモーニングショーは観賞はしていない。早送りチェックしてるだけだ。観賞なんてしてやるものか。
そのモーニングショーの11月10日の放送で、最近のPCR陽性者(モーニングショーはあくまで感染者と言うがすべてPCR陽性者と翻訳させてもらう)の増加に伴い、政府はなにかするべきだ、それも早い方が良いと言い(発言者:玉川)、11日の放送で遂に非常事態宣言を出すべきだと僕は思う(発言者:玉川)とはっきり言い、ながーい沈黙を破りモーニングショーの非常事態宣言を出せキャンペーンが再開する方針に決定された様だ。
もはや私は調べられないが、モーニングショーが岡田晴恵の出演を止めさせ、あまりコロナについてやらなくなり、玉川がコロナについてぴたりと黙ってからたぶん2ヶ月近くが経ったのではないか?
帰ってきた岡田晴恵
11日の放送で岡田晴恵も帰ってきて(明らかに目元整形していた)テレビ朝日はやる気だ。
番組のコメンテーターをやってはいるが玉川はテレビ朝日の社員である。
おそらく不本意の長い沈黙も、11日から開始した非常事態宣言しろのキャンペーン開始も番組関係の上の者からの指示だと思われる。
テレビ朝日のコロナを食い物にするやり口も確信犯の玉川発言ももう重々承知しているので、もはや正面きって反論する愚は犯さないつもりではあるが、この番組で洗脳される人も多いので、正面は切らないがある程度の反論みたいなものはしておく必要性を感じるのだ。
このブログで連載コロナ小説(covid19)を書いた時、モーニングショーをやり玉にあげたくても2月3月4月ごろは古い話すぎて細かいやつらの発言を再現できなくて悔しい思いをした。私は今回は11月10日放送分より15倍速で録画して全放送をBDディスクに保存するつもりである。
大変だ発言の急先鋒、倉持仁は無視してください
この番組が好んで使う倉持呼吸器内科医院院長の倉持仁は、大変だ大変だとの発言の急先鋒でネガティブ情報のみ極めて説得的な口調で話すが、言葉の最後に
「と思うんですね!」「という傾向があるんです!」「慎重にという立場です」「可能性があります」「感覚としてはある」
とほとんど必ず逃げているんだけど、自分は極めて専門的で重要な情報を言ってるんだという顔をする。それで医院を経営しているので医療現場の切迫というテーマにやたら反応して「ディスポーザブルの手袋が足りない」「1月に頼んだN95というマスクがまだ入ってきていない」と文句言うんだけど、我々にその愚痴を言われてもとちょっと思うんだけどやつのうまいところは「これは一例で各地の医院も切迫してると思うんですよ」とちゃんと形は作る。いずれにしろこの倉持の発言は、みなさん完全に無視してください。不確定情報を話術で確定の様に話す名人ですから。
PCR検査がなかったらという思考実験
それでいま日本で騒ぎ始めたのは、PCR検査陽性者数の急上昇があるからなわけだ。そこでPCR検査がなかったとしたらどうなっただろうという思考実験をしてみよう。
あっとその前に、上久保教授だけれど、最近音沙汰がないが、別にぽしゃったわけでなくたぶん政府首脳(具体的には菅総理、加藤官房長官)とは連絡を取り合っていると思う。なぜって今回は政府分科会の提言にもかかわらず、Go Toを止めようとしていないでしょ。
それがなによりの証拠。PCR検査陽性者数の急上昇、政府分科会の提言にもかかわらず、Go To継続の根性を持ち続けるのは、なんらかの心の拠り所があるとしか考えられない。
さて思考実験行こうか。PCR検査がない世の中を想像する。
今年の4月5月のことである。
中国武漢で恐ろしい病気が発生した。
ヨーロッパにも同じ病気が飛び火してフランスでは4月11日ごろをピークに1日最大1500人も死ぬという事態が生じた。日本も気をつけなければならないという話に当然なる。
そして日本でも同様の肺炎を併発する死者が出始める。
そこで皆の注意は死者数グラフに集中する。この病気でどのくらいの人数が死ぬのか?そして死者は少ない日多い日とあるので、その時ははっきりわからないが5月の終わりまで待つと5月8日をピークに1日最大50名(これは1日だけ)死んだ事象が発生したが、さいわい終息を迎えたことがわかる。
しかし欧米、インド、南アメリカではたくさん死者が出続けており、ロックダウンも実行された。しかし日本では死者数が少ないのでそういうことは行われない。ただし警戒しろ警戒しろとは言われ続ける。マスクの着用もされるだろう。誰も欧米のようになりたくないからだ。
しかし、なぜか日本ではどうしても欧米ほどの死者は出ないのだった。
その後7月になると再び死者数の増加がみられたがだいたい1日15名前後、死者被害はその程度でやや少なくなったり、多くなったりを繰り返した。
しかしそれだけのことであった。なぜか日本は欧米のような被害は免れたので
あった。
どうです?これがPCR検査がない世界での日本での状況です。
いかにPCR検査が世の中に害毒を流しているか、よくわかるでしょ?
モーニングショーで玉川も岡田晴恵もPCR検査で感染の疫学調査しろと主張する。しかしね、PCR検査はもはや感染の疫学調査に適する資料ではなくなってしまっているのだ。フェーズが違っているのだ。気づけよと言いたい。
日本でも4月5月のときはPCR検査のピークが発生し、1ヶ月遅れて死者のピークが発生しこの時はきれいにPCR検査と死者数は相関していた。
しかし今は世界中でまったく相関していない。
原因は免疫だと思われる。人々にコロナに対する免疫がまったくなかったころは
確かにPCR検査陽性者数は死者数に相関していたかもしれない。
もしかすると陽性者=感染者で感染者の中からある一定の確率で死者が出るので、そうだとすればPCR陽性者、死者は当然相関する。
ただし死者は事象、PCR陽性者数は抽出データーだから検査数は充分多い必要がある。
しかし非常に多くの人が免疫ももった後では、陽性者はイコール感染者ではない。したがって陽性者の中から一定の確率で死者が出るというような現象も起こらない。もはやPCR検査陽性者数と死者数はまったく相関しない。
マスコミ、政府機関がPCR検査陽性者数=新規感染者として踊らされるのはもはやしかたがない。しかし少なくとも一般の人はPCR検査陽性者数の発表には聞く耳もたないという態度でよろしいと思うし、もう私などのように確信的にPCR検査陽性者は新規感染者ではないと思える人でなければ、ぜひPCR検査陽性者数の発表には耳をふさいで、それに関連する情報も聞かないようにしていただきたい。
私がワクチンに懐疑的な理由
話変ってワクチンだが、ファイザーがRNAワクチンを開発したというニュースが出ているでしょ?私は懐疑的だ。
普通のワクチンの原理は知っているよね。ウイルスをなんらかの方法で増やして(インフルエンザの場合は鶏卵を使う)それを弱毒化した後に体に入れたらヘルパーTがそのウイルスを感知して抗体を作るってストーリーだよね。
RNAワクチンというのは、ウイルスからRNAの一部を取り出しそれをPCR検査と同じ手法でコピーして増やしそのRNAを身体に入れる。するとRNAが人間の細胞に入って、人間のDNAの中に組み込まれ、その人間の細胞がウイルスの体の一部を作りだしそれをキラーTが感知、抗体を作りだすってストーリーなんだ。これってまるで人工ウイルスの製造に成功しましたに近いニュースで本当かいな?と私は思うわけよ。
いや科学は日進月歩だから、それができるようになったという可能性はあるが、もしそうだとしたら、大々的に「人工ウイルス製造に成功」的なニュースが「新しいワクチンできました」ニュースより大きく、百歩譲っても同じくらいに誇らしく告げられても良いと思うのだけど、そういうことはない。
この原理(RNAワクチン)の難しさに加えて、それが成功しましたニュースが聞こえてこないという理由から、私は非常に懐疑的なのであります。ぜったいRNAワクチン成功なら成功のファンファーレが鳴らないとおかしいって。そしてたぶんノーベル賞だって。
これが、普通のワクチンの製造が成功したというなら信じてもよいんだけど、RNAワクチン成功は絶対まゆつばだ。これSFの世界ですよ。
(2020年11月14日、ケゾえもん記)