「台湾に学ぶべきコロナ対策」にケゾえもんが物申す。トム・クルーズは感染対策を怠ったスタッフを怒鳴りつけたそうだ。(2,600文字)
「台湾礼賛はちょっと待った!」
(文=ケゾえもん)
台湾を礼賛するダイヤモンド・オンラインの記事(「「8秒外出」で罰金36万円、台湾に学ぶべきコロナ対策」2020/12/17)を見つけたので、以下に抜粋する。
●日本で再びコロナ感染者が増える中、なぜ台湾はコロナを封じ込めることができたのかを、改めて検証したい。
アジア市場開発・富吉国際企業顧問有限公司代表 藤 重太
●「これくらいやらないと」「台湾を見習え」とおおむね好意的に受け止められている。しかし、一方で、「人権はどうなる」「やり過ぎだ」などの声も聞こえる。いずれにせよ、台湾のコロナ対策は、微に入り細をうがつほど奥が深い。
●台湾は4月12日以降、国内感染者ゼロを240日以上継続している。発生当初の約2カ月間は、日本と台湾は同じような発生者数で推移していた。だが、今では日本における1日の感染者数と死者数が、台湾の累計(感染者数716人、死者数7人)をはるかに凌駕している。
●この差は、台湾の初動の素早さと水際対策の徹底にあることは、すでに日本でも知られている。その徹底ぶりはすさまじく、1月末には台湾にいる中国人観光客を強制帰国させ、2月の初旬には完全に中国人の入国をストップ、3月には「鎖国状態」にまでしている。このような水際対策と同時に、帰国入国した人への隔離処置、健康管理も徹底的に行っている。
●11月に日本で行われた体操の国際競技に参加した中国代表の選手たちが防護服で来日した。「日本の空港は危ない」と思われている大きなメッセージだと真摯(しんし)に受け止めた方がいいだろう。世界は日本の緊張感のない感染対策をとうに気付いているのだ。来年の東京オリンピックに世界から防護服を着た外国人が大勢やってきたら、それこそ日本の「安全神話」や信用は地に落ちるだろう。
●一方、日本は感染制圧と経済推進という二兎を追い、政治家も専門家もいろいろ方面に忖度(そんたく)して、決断決意が見えず、歯切れが悪い。残念ながらその元凶は、政治決断の欠如ではないかと、台湾との彼我の差を見ていて感じてしまう。
つまり台湾のコロナ対策はすばらしい成功を収めた。日本のコロナ対策は全然だめだったからひどいことになっているという趣旨だ。
このことに直接、私がかみついてもいいのだがそれだといままで言ってきたことの繰り返しになるのでそれはもう避ける。もうもう避けるね。
それで、今回私が言いたいのは、100歩譲って台湾の対策が非常に厳しく、そしてその結果としてコロナ防疫に非常に成功しているということが正しいとしてみよう。
上記ダイヤモンド社の記事の筆者の藤 重太が言うところの防疫ゆるゆるの日本で今現在1日あたりの死者が40名で米国が2500名で、日本は米国の1/60に過ぎない理由は日本人の多くがコロナ免疫を持っているという以外に理由は考えられない。
私は個人的にはこれまで何度もコロナに感染していると感じている。2月ごろ長く咳をしていたし、3月にはフランスにも行っている。
だからなんだというわけではないが、コロナにかからないように注意したことは一度もない。(いや3月ごろ間違った情報をマスコミからもらって少しだけ注意した期間はある)
この10月にもちょっとだけ咳が出て、おまけに嗅覚を失った。くさい調味料ナンプラーの臭いがまったくしなくなった。ところが鼻づまりもないし実に不思議なことだった。今現在嗅覚は一応もとに戻ったがなんとなく何割か嗅覚の能力が低くなった様には感じる。(数割の嗅覚の低下は比べることができないので証明はできないし本当にそうかどうか、自分でもわからない)
もちろん私はそれでPCR検査を受けようとは思わなかったし病院に駆け込もうとも毛頭思わなかった。発熱もなかったから、普通に生活をしていた。
私のやったことは、なんら違法性もないし、私はそういうやり方でこのコロナ時代を過ごしてきたし、いままで話してきた理由からこれからもそういうやり方で過ごしていくつもりだ。マスクは外せるときはずっと外すし、密は気にしないし、コロナのための換気もするつもりはない。お店に入るときの手の消毒も無駄無駄と思っている。
しかし私のことはどうでもよい。私のことは私のことであり、別に科学ではない。科学の話をしよう。
藤 重太が言う通り、台湾のコロナ防疫措置が完璧でコロナの侵入を許さないことに成功したとして、台湾の人々はコロナに対する免疫をほとんど持っていないことになる。
これ科学的に間違っていないよね?
私正しいこと言ってますよね。
一方、日本では多くの人がすでに免疫を持っている。
台湾の人々はまったく持っていない。
これでは台湾の人々は今後困るのではないか?
私は行けるようになったら台湾も好きだから遊びに行くよ。私のコロナ対策は甘いよ。
だから今台湾が無事なのは、防疫成功ではなく集団免疫のおかげであるという説が正しいことを心からお祈りする。
(2020年12月17日、ケゾえもん記)
付録:トム・クルーズ礼賛
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作の撮影のため、イタリアやノルウェー、イギリスなどヨーロッパを訪れているトム。10月頃には、撮影の合間に見せたマスク姿が似合いすぎているとSNSで話題に。コロナ禍の撮影ということで、トムは、高機能フィルターがついたものや、マスクを2枚重ねたり、感染症対策には人一倍注意を払っている様子。
Yahoo!Japanニュース2020/12/16より
こうした緊張感のある撮影現場で、ある2人の撮影クルーがモニターチェックの際、2メートルのソーシャルディスタンスを守っていなかったのをトムが目撃。2分以上に渡り怒鳴ったトムの音声を『The Sun』が報じた。
【音声全文訳あり】感染対策を怠ったスタッフに怒鳴ったトム・クルーズ
※半年前に、2020/06/03【コロナ寄稿】横文字好き小池都知事の”東京アラート”:西浦教授に堪忍袋の緒が切れた(ケゾえもん)の記事で採用したこの冒頭画像について、ケゾえもんのカノジョとこんなやりとりがあった。(内輪の思い出ばなしコーナー)
あれから半年以上が過ぎ、いまも似たようなコロナ話が続いているとは・・・。