「ベン・ハー!その4」
(文=ケゾえもん)
キリスト教誕生の2大功労者はペテロとパウロだ。ペテロは有名なイエスの12人の弟子のひとりだけれど、パウロはもともとは体制派の人間でペテロたちが作ろうとしていた新興宗教「キリスト教」を迫害する立場だった。
ある日のことその日もパウロはキリスト教迫害に向かおうと行列作って峠道を進んでいたら、突然カミナリがパウロを乗ってる馬ごと地面に叩きつけ、パウロはその時、キリストの「なぜ私を迫害するのか?」との声を聞いたという。その後パウロは回心してキリスト教を作り上げる方に回ったという「パウロの回心」と呼ばれる場面が今回のカバー写真だ。みんなボスがいきなり落馬したのでびっくりしてる。
この逸話が実際に起こったことかどうかはわからないが、私も直接キリストに会っている、直接教えを受けていると言えることが、布教活動のリーダーシップを取る上で欠かせなかったことは間違いない。
その後ペテロ、パウロ共に狂ったように布教に励み、二人ともローマによって殉教させられたけれど、遂にはキリスト教はローマ帝国の国教にまでなってしまった。
さてベン・ハーであるが、やはり馬車競争の主催者はピラトだった!
この場面で言ってるだけなんだもの、そりゃ見落とす。うーん、こうなるとベン・ハーってNHKの大河ドラマみたいなもんだな。
(2021/5/14 ケゾえもん 記)