ケゾえもんに2週間前に寄稿してもらったのに掲載が遅くなって、すみません。(ホクオ)
(2023/3/29 ケゾえもん記)
はじめに
日本で2020年に始まった(中国での流行は2019年からだけど)コロナ騒ぎについて書きたいことが山ほどある。それでそれを書こうと思うけどうまく書けるであろうか?山ほどあるので、てんこもりにすると非常に読みにくいものになってしまう。できるだけ整理してこのコロナ騒ぎを回想してみる。
大きく整理するので少し正確性を欠くことがあるかもしれないけれど、おおまかには正しいことを書くつもりだ。私が言ってることがあやしいと思ったらこのインターネットの時代、自分でどうあやしいか調べてみるのが良いと思う。
コロナ分科会に恐怖を煽られて・・・
このコロナ騒ぎを一口で言えば、突然、選挙も正式な手続きもなく尾身茂を長とする分科会なるものが組織されて、指導者然として意図的にコロナの恐怖を煽った事件ということになる。
(分科会は昔は専門家会議などと称していた)
それにより、あれよあれよと言う間にコロナ対策の名のもとに100兆円もの臨時の日本国債が発行され、多くの人のふところに入ったのは一律給付の20万円だけ。残りはいろいろな人が持っていっちゃった。
たとえば病院は「新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる病床」として手厚い補助(1床当たり1950万円など)を受けられたし、コロナが5類に2023年5月8日から分類変更になっても9月までは同様の補助が行われるらしい。どこまでも貪欲に100兆円の中から金をむしり取ろうと言うわけである。いいですか、あなたのところには100兆円の中から20万円しか行っていない。
5月8日から5類に変更になるのは愁傷な決定でもなんでもない。できるだけコロナ騒ぎを引き延ばしたいのに、もうもう整合性に破綻を生じてコロナを2類に留め置くのが不可能になってきたからだ。それでもいますぐ2類にすればいいところをいろいろ理由をつけて5月8日まで引き延ばしだ。各種補助金については9月まで支払いだ。まあ根性入ってるとしか言えない。
じゃあどうすればよかったの?
それではどうすればよかったのか?もちろんこれだけ文句を言うのだから代案は持っている。
高齢者だけマスクをつけて、自主的に自宅待機。ワクチンも高齢者だけ接種でよかった。ところであのワクチン1本いくらか知っているだろうか?2万5千円くらいする。みんな無料だからと言って喜んでいただろうけどこれも巨額の利権の温床になった。
私のワクチン考
話を広げすぎるととりとめがなくなるが、ちょっと脱線。後知恵になるがコロナ属のウイルスにワクチンを適用するのは少々無理があった。変異が大きいからだ。だからこれまで風邪のワクチンが作られなかった。ただしワクチンの製造法としてmRNAワクチンはすばらしい。旧来のインフルエンザワクチンみたいに鶏の卵を使って作っていては将来現れるかもしれない凶暴なウイルスに緊急に対応できない。また今回のワクチンは高齢者の重症化を防ぐには明らかに効果があった。しかしこのワクチン、その高齢者を未来永劫コロナ死から守ることを保証をするものではない。
緊急事態宣言、三密回避、外出自粛、すべて必要なかった。
話をもとに戻すが、緊急事態宣言、三密回避、外出自粛、みんな必要なかった。欧米でロックダウンが行われているからって日本では欧米の1/100の死亡率だったわけなので真似する必要はまったくなかったのだ。
私が知っているのはフランスだけなのでフランスを例に言うが、1回目のフランスのロックダウンは確かに極めて厳しいものだった。外出するとすぐ警官に叱られて罰金を取られた。しかし2回目以降のロックダウンはザルになった。1回目の厳しさはまるでなくなり、抜け道を探すのが上手な国民性も相まって、みんな普通に外出していたそうな。残念ながらフランス人の大好きなカフェは営業してなかったけれど。日本の100倍の致死率のフランスでこの体たらくである。日本の緊急事態宣言が必要だったわけがない。
日本の死者数グラフから見る結論
さて日本の死者数グラフをご紹介する。2020年から私が適宜に山の大きい部分を抽出したものだ。
写真1は懐かしい、第1回緊急事態宣言が出た当時だ。ピーク49名しか死んでない。
写真2はオリンピックの年の正月ごろ始まった流行。ピークが121名。もうオリンピックは終わりだと言われた。
写真3はピーク277名。
写真4はピーク347名。ここらへんはすでにオミクロン株に変わっている。
そして最後今年のピークが503名。
なんということはない、緊急事態宣言、三密回避、全員マスク、時短営業、酒類販売停止、ワクチン接種などあらゆる努力に関わらず死者数は確実に増えているではないか?もし死者数が増えるのが問題だとしたらコロナ5類にしている場合でないわけでおかしい。だけどこういう数字はマスコミはなにも言わず、分科会も発表しようとはしない。じつにじつに不透明なのだ。
(2023/3/29 ケゾえもん記)