(最終更新日:2020年11月24日)
テスラ創業者のイーロン・マスクが2020年11月13日、自身のツィッターで、同じ日に複数回受けたPCR検査の結果が相反するものであったことを公表し、PCR検査に対する懐疑的な見解を述べた。参考までにPCR検査の信頼性については、2ページ目にスウェーデンの医師の記事を掲載。(全2ページ、3,000文字)
本記事の1ページ目の内容は2020/11/13のこちらの英文記事を参考にしたもの。引用元や画像の出典も同じ。
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イーロン・マスクの炎上ツイート
2020年11月13日のイーロン・マスクの以下のツイートが物議をかもしだした。イーロン・マスクといえば、2020年11月18日、テスラの株価急騰により保有資産が10兆円を突破したことが報じられたばかり(Forbesジャパンの2020/11/19記事)の富豪にして世界で大きな影響力のある人物である。
ものすごくうさんくさいことが起きている。今日、コロナ検査を4回したのだが、そのうち2回が陰性で2回が陽性だった。同じ機械を使って同じテストを同じ看護婦がやった。BD社のPCR検査だ。
2020.11.13.イーロン・マスクのツイート(ホクオ訳)
このツイートは炎上し、世間に影響力のある人物がコロナ検査が信用できないなどと無責任に発言するべきではないという批判も含まれていた。しかしイーロン・マスクはそのような批判を意に介すことなく主張を続けた。
イーロン・マスクのソーシャルメディア上の発言がしばしば舌禍となり、テスラなどの株価を急落させることがある。2018年4月1日のエイプリルフールには、「テスラ社が破綻した。」とのツイートを行い株価を最大8%下落させた。
ウィキペディアより
PCR検査結果をもとにコロナ感染者が増えたと騒ぐのは無意味
このイーロン・マスクのツィッター上での一連のやりとりの中で、こう言った人がいた。
「ということはつまり、世界の国々でコロナ感染者が増えて大変なことになっていると騒がれるとき、その根拠となっている数値はイーロン・マスクが経験したような明らかに間違った陽性結果の集計だということもありうるということですよね。(つまり、根拠自体に信頼性がない)」
イーロン・マスクはこれを否定せず「私に起きたことは、他の人にも起きているでしょうね。」と間接的に肯定している。
PCR検査、結果は不確かでも金のなる木であるのは確か
イーロン・マスクがPCR検査結果の一貫性のなさと信頼性のなさを指摘したことを受け、PCR検査による収益の方は一貫性があって確実なものといえるのではと、PCR検査で儲けている企業に対して皮肉をこめてコメントした人に対してイーロン・マスクは「その通り」と返している。(以下が該当のツイート)
イーロン・マスクはその日風邪気味だった
イーロン・マスクは当日、風邪の症状があったがその他の症状は一切なかったと述べている。(PCR検査は、風邪のある種の症状に反応することも指摘されている。)
イーロン・マスク、ロックダウンもワクチンも反対
(この段落の内容の詳細は当ブログ内別記事へ)
「イーロン・マスク、コロナワクチン受ける気なし:ビル・ゲイツを’間抜け’呼ばわり」( 2020/11/19)
49歳のこの男は、もともとコロナウィルスの広がりに対する政府の対応には批判的立場だった。ロックダウンポリシーを採用した世界の国々を非難し、リスクグループの人だけが、状況が落ち着くまで自己隔離をするべきだというのが彼の意見だった。
RT.comの記事より(ホクオ訳)
彼はまた、将来、たとえワクチンが手に入るようになっても彼も彼の家族もワクチンを摂取しないと言っており、この度のパンデミックに対する世の中の反応は、彼がこれまでもっていた、人に対する信用をなくすようなものだったと述べた。