仕事関係のお客さんに教えてもらって、面白かったコラムのタイトル。
12時間円柱を描きつづけてはじめてわかったこと。「気づく」までにはたくさんの時間がかかるのに、みんな先に教わってしまうんだね。
いい話だなぁと思うだけでなく、こういういい話を、8万人近い人がフェイスブックでシェアしているというのもいいなぁと思う。
これを書いたのは、コラムニストのももせいづみ氏。子どもの成人を機に、2014年より美学校(武蔵野美術大学が社会人向けにやっている学校)に行き始めたそうだ。
以下、デッサンの時間のエピソードを綴った本文より抜粋。
「形は一カ所だけ直しても意味がないんです。何かがおかしいなと思うときは、たいてい全体がどこか違っています。違っている場所をすべて、少しづつ修正する。それが基本です」
と言われた。
ものすごく深淵なことを言われた気になる。
何かがおかしいと思うときは、そこだけを直しても直らない。
おかしくないと思っている場所も、少しづつ歪んでいるから、全体に手をつけなくてはいけない。
仕事のプロジェクトとか、人間関係とか。
なんか全部に通じる気がしてきた。
「描き方を教えるのは簡単だ。でも、大事なのは自分で気づくことだ。教えられることに慣れた人間は、自分だけの力で同じことができなくなっていく。気づく目を持つには、対象物と徹底的に向き合う時間が必要なんだ」
なんか自分
いままでの人生、常に、答えだけを欲しがっていたのかも。
いまの子どもたちはほんとに時間がなくって
なるべく早く答えを得て
時間内に多くを処理して
効率よく学ぶことが繰り返されていて仕事をしたらしたで
とにかく早めの納期で手を動かすことばかりを繰り返してしまう。その前の「見る」こと
「気づく」ことに
自力でたどり着く時間も、サポートもなくてそん中で、いろんな想像力や、気づく力が衰えてしまってるんじゃないかなーって思う。