【コロナ寄稿】伊勢丹の営業時間はロックダウンが”ごっこ”の証(ケゾえもん)

ケゾえもんイメージキャラクター

「ロックダウンごっこ」

(文=ケゾえもん)
新宿の伊勢丹が今回の緊急事態宣言に入ったときに地下食料品と1階2階の化粧品売り場で営業を開始した。(「緊急事態宣言ごっこはやめなさい」2021/4/27参照)そしてしばらくして伊勢丹はがまんできなくなってハイブランドの店舗の営業を再開した。ところが都は伊勢丹だけでなくハイブランドの会社個別に(エルメスだのシャネルだのフェンディだの)交渉して説得しその営業を止めさせた。

ところがそれにまだ先がある。緊急事態宣言が2021年6月20日まで延長されることを受けて伊勢丹は平日は通常通り営業することに決めたのだ。(参考)必要があっての延長だろうが。それを延長だから通常営業って世間の批判を浴びてもおかしくない。必要と思うならそれを都は身を挺しても防ぐ必要があるだろう。しかし世間の批判もないし、もはや都は説得に力尽きたようだ。緊急事態宣言がロックダウンごっこだと言う所以である。

ケゾえもん
岩田さんは本当にディベート術に長けていますが、橋下さんもそれで飯食ってるんだからもちっとしっかりしてほしいですね。

岩田健太郎がいくらコロナは恐ろしいと言おうが、コロナは弱っちいウイルスである。凶暴な面もあるがそれは主に弱い年寄り(80歳、70歳)に対して発揮され、50歳以下には症状を出すことさえまれである。弱いものいじめのひどいやつだ。

しかもコロナが主に襲う80歳台の人だけを考えると・・
80歳台の人口は620万人。80歳台のコロナ死は去年の2月からの総計で1万2千×51%=約6000人。従って620万人の約1%の80歳がコロナ死になるに過ぎない。もちろん死ぬんだから1%は看過できない。しかし言っているように80歳は人間が死ぬ歳なのだ。その1%はコロナにならなかったとしても全員が生き延びるのではないのだ。

ところでこの計算は概算である。620万人と言ってもなにやかやで死んで行く人、新たに80歳台に入る人で流動がある。静的なものとした上記計算はちょっとおかしい。でも概算としてこれで良いだろう。

岩田はコロナの方がエイズよりずっと怖いと言う。それはもう見方の問題であり、絶対的真理の様に見せかけてディベートで使うのはいかがなものか?あなたはコロナになるのとエイズになるのとどっちを選びますか?と聞かれたらそれは言うまでもないでしょ。

橋下徹を論破するという岩田のディベート技術のもうひとつの例。「ロックダウンが効くというのは数々の論文があり、エビデンスがある。ネイチャーなどでも紹介されている」というのはそうかもしれないけれど論文は論文でしかなくてエビデンスは見方による。ロックダウンが始まってから何かの数値が下がった。だからロックダウンに効果があるというのは飛躍であり、証明できたのは何かの数値が下がったという事実だけで、しかもそれは同じことを何回もやったら必ず下がることを確認したというわけでない。

ごちゃごちゃ書いてわかり難ければわからなくて良いが、要するにロックダウンには見合った効果があるかどうかはわからないと私は信じ続けているということだ。

それにネイチャー論文にあるのは、まさかこの1月に行われた日本の第2回緊急事態宣言のことではないだろう?あれは8時以降の飲食店の営業制限だけで、効く方がおかしい、かりにそれで効くなら世話ないだろうとの疑いがある。

岩田はディベートの中で日本の緊急事態宣言が効果があるやないやの議論を世界のロックダウンを肯定する論文が有るやいなやの議論にすり替えてしまった。本当にディベートうまい。橋下もそれで飯食ってるんだからもちっとしっかりしろ。

私は日本の緊急事態宣言に効果があるのかないのか、いまだに疑っている。去年の緊急事態宣言が出されたのが4月7日。しかし検証すると(検証は政府委員会の西浦教授によって行われた)3月27日にはピークダウンしていた。それが後にうやむやになったのだ。それ以後わたしは緊急事態宣言の効果を信じていないし協力もしていない。(これ去年の話ね。去年のこと)

それにしてもなつかしいな、コロナ騒ぎが始まってすぐに世界のロックダウンに異を唱えたドクターエリクソンはご無事でいるのだろうか?あの時ファウチを揶揄った発言をして、ファウチはそういうの報復するたちだからね。

ホクオ
本当になつかしいです。ケゾえもんが注目したドクターエリクソンの記事には、当零細ブログ異例の8万人アクセスがあったんですよね。あの記事がきっかけで、ケゾえもんは今や、当ブログの看板ライター!

さて今年4月25日に発せられた緊急事態宣言は効果があるのだろうか?それについては今回は政府委員会は検証するつもりはまったくないようだ。当たり前だろ、効果があるに決まってるでしょということなんだろう。なら私が検証してみよう。

ここは末期的と言われていた大阪に注目してみよう。私の嫌いな検査陽性者数をみよう。これようやく検査陽性者数と呼ばれ始めたが去年までは新規感染者数と呼ばれていたものだ。(まあコロナについては本当にいろいろおかしいことがある)グラフを見るとどうもピークがはっきりしないが下落傾向は明らかである。では4月のはじめに大阪はもうおしまいだ、この世の終わりだと言われた陽性者数のピークはいつ発生したか調べよう。

東洋経済オンラインより

まあ見た目で私は言うので仮に5月1日だとしよう。(横ばいになった最後、一番私の意見に不利な場所。フェアだろ?)すると潜伏期間2週間ということでこのグラフを2週間ずらすというのが(西浦教授お墨付きの)常道である。すなわちこの場合ピークは4月17日ということになる。緊急事態宣言は確か4月25日開始でしたよね。では緊急事態宣言が出された4月25日にはすでにピークアウトしていたことになりませんか?というのが私の疑問だ。まあ、まんぼうとかあったからもうわからなくなっているけれど、だから緊急事態宣言の有効性は私は信じられない。私は言いたい。

「やはりコロナは季節性なんじゃないですか?」

東京はどうだって?全国ダントツ累計16万人の検査陽性者数を誇る東京はね、なんかもともとピークらしいピークがなく1000人から500人程度でだらだら続いてる状態だ。尾身茂はこれが100人以下にならないと緊急事態宣言解除はならんと言っているらしいが、私はそれはないんじゃないですかと言いたい。

(2021/5/30 ケゾえもん 記)




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