※2021年7月7日、ケゾえもんコメント追記。
スウェーデンは6月半ばから8月半ばまで夏休み。コロナ騒動のため去年は日本への不要不急の一時帰国を控えた海外在住日本人が、今年はちらほら帰国している。ホクオも6月に帰国しようとしたのだが、予約した大阪行きの便が予約3週間後の2021/4/26にキャンセルになってしまったので断念した。
以下、羽田から入国して、現在、日本に一時帰国している複数の知人から届いた情報をまとめて列挙する。
到着空港内では・・・
●5時間も飲まず食わずで検査結果待ちで、まるで囚人のように監視される。
●空港内のあちこちで、同じ用紙を何度もチェックされる。
●空港を出たあとの監視用に、スマホにアプリをダウンロードさせられるが、その案内人はなぜか中国人だった。
3泊4日の監禁生活(強制隔離※)は・・・
※公文書内では、「水際対策強化に係る措置」としての「検疫所の宿泊施設で3日間待機」という表現が使われている。
●羽田に到着後、横浜のアパホテルにバス移動し、ベッド3台が無理矢理置かれている狭い部屋に親子3人で詰め込まれた。
●部屋が狭いため、毎食の美味しくない弁当はベッドの上で食べる状態。
●最上階から弁当を配っている気配がし始めた1時間後に「今からマスクをしてドアを開けて取ってください」と一斉放送が流れる。
これは、想像しただけでも怖かったです。
●「ホテルへ健康観察をオンラインで報告できます」とあったため、任意だろうと判断して報告しなかったところ電話かかって来た。
この悲惨な「宿泊施設での待機」が、イギリスから帰国する場合はなんと6泊7日!(インドやスリランカなどは10泊だし6泊の国はイギリス以外にもあるが、先進国で日本人が数多く住んでいる国ではイギリスのみ。)
加藤勝信官房長官は6月4日午前の会見で、英国からの入国者・帰国者について水際対策を強化すると述べた。
2021/6/4 ロイター通信より
英国では今月21日に国内の規制解除が予定されていたが、インドで見つかった新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の感染が拡大しており、規制解除の時期を遅らせる可能性が示されている。それらの状況を踏まえ、措置を一層強めることにしたという。
「オリ、パラ期間は帰国するな」by ケゾえもん
関係ないけど、建設会社をやっている友人がオリンピック、パラリンピックの期間は足場建設禁止(道路占有許可がおりない)で、それ以外なら1日違いでも(たとえオリンピックが終了してパラリンピックが開始するまでの期間でも)許可がおりる、変だと嘆いていました。
某一時帰国者の随想
2年ぶりに帰国しました。
例のウィルスの水際対策で、国が必死なのは理解しました。
もちろん協力します。
渡航を希望する私の責任において。
でも、私たちも、あなたと同じ日本人です。
海外在住でも、あなたと同じ日本パスポート保持者です。
めくじら立てて、私語の間に割りこんでくる職員。
20時間以上かけて帰国した人々を囚人のように、色と数字で分け、一切飲まず食わずで、検査結果待ちに6時間椅子に座らせる。
トイレ以外に立ち歩くことは許さない。
疲れ果てたお年寄りも、泣いてる赤ちゃんも一辺倒に無視。
誰もが無機質に冷たい。
とても悲しかった。
いつから私の故郷は、人に優しくない人々で溢れてしまったのか。
病気は不可抗力、健康管理は自己責任。
当たり前の事を思い出して。
でも、きっと実際は、小さな優しさに触れることのほうが遥かに多いはず。
それに気がついたら、無機質仮面を脱いで、本来の優しい自分に戻ろ。