テスラ創業者のイーロン・マスクが同じ日に同じ機械で数回PCR検査を受けたところ陽性と陰性の両方の結果が出たのでこの検査はあてにならないとツィッターでつぶやいたという記事を書いたところ、やっぱりあてにならないことを示す実例を教えてもらった。
以下、スイスのXさんから聞いた実話を紹介する。
同じ症状でもPCR検査の結果が陽性と陰性に分かれた例
数週間前のこと、Xさん夫婦の知り合いのYさん夫婦の奥さんの方(以下Y妻)がコロナに感染した。症状はインフルエンザのときのようなきつい身体のだるさと高熱だった。
発症三日前にXさんの夫に会ったY妻本人から電話連絡が入り、X夫婦はこの事実を知った。
数日後、Y妻が回復した後、Yさんの夫にも全く同じ症状が出たがPCR検査は陰性だった。
スイスでは強制されなくても自主隔離が一般的
聞くところによるとスイスでは、2週間前から、PCR検査で陽性判定が出た人と接触があった場合にも本人に症状がなければ隔離しなくてもいいことになったが、多くの人が当然のように自主隔離している。
スイスで売られている子供用マスク
スイスとスウェーデン
以下は人口10万人あたりのコロナ集中治療室入院患者数を示すグラフ(2020年4月から11月まで)。右に書いてある国名は上からオーストリア、スイス、スウェーデン。ロックダウンをしなかったスウェーデンは5月ごろピークで、11月はオーストリアとスイスに比べて明らかに少ない。
がしかし、スウェーデンではPCR陽性者数が増えているということで、数日前から騒がれ始め、現在、警戒態勢になっている。たとえばコロナ前は30人までの人数制限だったジムのグループレッスンが、最近は23人になっていたが2020年11月19日から15人になった。