2021年8月27日金曜日、デンマークの厚生労働大臣は、9月10日までにあらゆるコロナ規制を撤廃すると発表した。またこの日より、デンマークではCovid-19は指定感染症から外される。
デンマークのワクチン接種率(2回受けた人)は、EU諸国ではマルタ(80%)、ポルトガル(73%)に続いて三番目に高い71%で、この数値によりコロナをこれ以上恐れる必要がないと言う。
デンマークは、昨年3月、ヨーロッパの中でいち早く学校閉鎖などの部分的なロックダウンを取り入れた。「コロナパスポート(coronavirus passport)」採用したのも今年4月21日と早く、デンマークのレストラン、バー、映画館、ジム、スポーツ競技場、美容院などは、ワクチン接種証明書か72時間以内の陰性証明、または2ー12週間以内にコロナに感染した人しか入れなかった。
8月1日よりこれらの規制は緩和され始め、9月1日からはほとんどが撤廃され、コロナパスが必要になるナイトクラブやサッカーの試合観戦も、コロナパスが必要なのは9月10日までになる。
■出典・詳細はこちらの英文記事。
https://www.theguardian.com/world/2021/aug/27/denmark-to-lift-all-remaining-covid-restrictions-on-10-september
おとなりスウェーデンは・・・
ヨーロッパ諸国の中で唯一、ロックダウン政策が取られなかったスウェーデンでは、コロナパスポートも存在せず、誰でもレストラン等々に自由に入れる。マスクをしている人もほとんどおらず、2021年8月27日現在、ストックホルムの中心街の風景はコロナ前と変わらないが、ワクチン接種は進んでおり、現在のスウェーデンのワクチン接種率はノルウェー、ドイツと同じで日本よりははるかに高い。
■世界のコロナワクチン接種率の統計データがわかるサイト。
https://ourworldindata.org/covid-vaccinations