(最終更新日、2020年11月24日)
2020/9/28のポッドキャストで公開されたイーロン・マスクのインタビュー内容(約50分)がニューヨークタイムズに掲載されている。その内容の一部を引用してまとめられた2020/9/29の別の英文記事を全訳した。(1,800文字)
なおコロナワクチンについては、モデルナ社のワクチン開発についてのケゾえもん寄稿も参照されたい。
「人は誰でも死ぬ」:イーロン・マスクは自分も家族もコロナワクチンは受けないと言い、ビル・ゲイツのことは’間抜け’呼ばわりした
スペースX (SpaceX) とテスラの創業者であるイーロン・マスクは、将来、たとえワクチンが手に入るようになっても彼も彼の家族もワクチンを摂取しないと言っており、パンデミックに対する世の中の反応は、彼の、人に対する信頼感を失墜させるものだったと述べた。
ポッドキャストでインタビューに答えながら、現在49歳のイーロン・マスクは自分も自分の子供たち※もコロナにかかる危険がなく、ワクチンが必要になることもないだろうとはっきり言っている。
※ホクオメモ:数回の結婚・離婚歴のあるイーロン・マスクには、ウィキペディアによると大学の同窓生(作家)との最初の結婚で、双子と三つ子の男児、合計5人の子供をもうけている。
そして「まったく誰にも得るところのない対応策だと思います。今回のパンデミックで目の当たりにした人々の合理的でないといえる態度は、わたしが人というものに対して持っていた信頼を失墜させるものでした。」とも述べた。
イーロン・マスクはポッドキャストで世界各国で行われたロックダウンをけなしたが、彼は過去にも、とくにアメリカにおいてのロックダウンが非人道的なものであり「事実上の自宅軟禁 ( “de facto house arrest” )」だとコメントしている。
イーロン・マスクはロックダウンが広まったことは間違ったことだったとし、リスクグループにいる人だけが、状況が鎮まるまで自己隔離をすればよいのだと言った。
彼のこの考え方によって、彼の従業員とその家族が危険にさらされたことについてインタビュアーに「もし誰かが亡くなったら?」と聞かれ、申し訳なさそうに「人は誰でも死ぬんです。」と答えた。
インタビューの中で、テスラ社がロックダウンの要請に従わず、車を作り続けたとも語られたが、実際、イーロン・マスクは怒って一時はカリフォルニア州のアラメダ郡で訴訟も起こしている。またスペースXもパンデミック中、ずっと稼働し続けた。
「スペースXは、1日たりとも休みませんでした。我々は国家安全保障に関する仕事をしているためロックダウンの規定は免除されていたのです。この間(かん)も宇宙飛行士を宇宙に行って戻らせました。」
イーロン・マスクは同じく大富豪のビル・ゲイツも標的にし、ビル・ゲイツはロックダウンに対して懐疑的な意見を批判するが、自分(イーロン・マスク)に対する彼(ビル・ゲイツ)の批判は根拠のない不適当なものであるとした。
「ゲイツは、私が何をしているかも知らないで私のことをなんだかんだ言ってるんですよ。ヘイ、まぬけ野郎(knucklehead)、お前が投資している会社(CureVac)のワクチン機械を作ってるのも俺たち(テスラ社)なんだぜ、ってゲイツに言ってやりたいですね。」
起業家であるイーロン・マスクは、現在コロナ抗体研究をやっているハーバードの免疫学チームとも組んで仕事をしていることも語った。
(拙訳、ホクオ)
「ビル・ゲイツ」「ワクチン」で検索するとたくさん情報が出てくる。たとえば(ホクオは読んでいないが)これなど。
「ビル・ゲイツがコロナワクチンに巨額投資、製薬業界に巡らすカネと人脈」(2020.8.7,ダイヤモンドオンライン)
■当ブログ内の関連記事:イーロン・マスク、コロナ陽性/陰性 矛盾結果が出てPCR検査を批判(2020.11.19)