以下、ケゾえもん寄稿。
コロナの状況は仕事にもファイナンスにも、はたまたレジャーにも直結する心配事なので、今日も私はひたすら死亡者数グラフを見ている。
さて東京では新規感染者(実はただのPCR検査陽性者数)が100名を超える日が数日続いているのでとても心配されている。
ただし、さすがに政府も東京都も学んできたのでこれでただちになにかしようとは考えていないらしいのが救いだ。
東京都では東京アラートは廃止して、それどころか数値で(くだらないPCR検査陽性者数で)判断することはやめるらしい。正しい言い方は忘れたけれど、危ない、けっこう危ない、これは危ないみたいな噴飯な3基準にすると言い出して、それもやめて医療体制の充実度で都民が危険かどうか判断すると言い出したらしい。やれやれという感じだ。
ちょっと本日のPCR検査陽性者数グラフを見てみよう。
これ日本全国のやつだけれど当然、東京都のデーターも含んでいる。
その下にPCR検査数のグラフを合成してみた。
6月17日ごろそれまでの3000件くらいから6000件にぎゅんと増えていることがわかる。夜の町関連でなにか兆候をつかんだので張り切ってやりだしたに違いない。
検査数増えればPCR検査陽性者数が増えるのは当たり前なのである。
しかも感染者がいそうなホストクラブなんかを狙って網羅的に検査したら当然増える。
だからこんなグラフは読解力がない人がみたら誤解するにきまっているから発表なんかするべきでないのだ。
こんどは世界の死者数グラフを見て欲しい。
米国で数日前ぐーんと2400名くらい死者が出たことになっていて、これどういうことだろうと思っていたら、これは突発的で(たぶん本当にその日に死んだのでなく統計データーの扱い都合でこうなったのではないか?)順調に死者数が下がってきているように見える。この調子なら8月に入れば1日の死者数が10名以下になることも夢ではない感じだ。すると9月に入って米国に旅行ができる様になるかもというのも夢ではないというお話だ。
それでちょっとだけ世界の新規感染者数のグラフを見てみよう。
米国に注目だ。おーおーもう急激に上がっているでないですか?しかも6月に入ってから急激にあがり始めている。
これはね、PCR検査数が6月に入って急激に多くなっただけだと思いますよ。だって死者数は順調に下がっているもの。
もし本当に6月に入って急激に感染者がグラフの傾向通りに増えたのだとしたらいくらなんでももう死者数グラフにそれが現れている筈。
だからこの例でもあきらか。新規感染者数なんて見ちゃいけないんですよ。
間違えるから。
2020年7月5日、ケゾえもん記