グーグルのGはジャイアンのG!


グーグルはジャイアンだなぁと思ったついでに、グーグルが天下を取った理由や、インターネットが嫌いなシュタイナー学校も、最近はグーグルを利用しているということを書いた雑文。(1800文字)

見慣れぬGメールの画面

今朝(2020年5月13日)、いつものようにパソコンでGメールを開いたら、見慣れぬこんな画面が出てきた。

何かと思ってよく見ると、ビデオミーティング機能が、メールのメニューに追加されていた。100人まで参加できるビデオ通話がこの画面から直接使えるようになりました!というそのPRが画面全体を覆い、これに目を通すまではメールも確認できない状態になっている。

これを見た瞬間、思い浮かんだのはジャイアン。「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」と言いながら、のび太からなんでも取り上げてしまうおなじみのいじめっ子。

画像の出典

コロナの外出規制により、世界中の人がいっせいに、オンラインミーティングやオンライン飲み会を始め、SkypeやZoomが大流行している最中に、「そいつらのところでやらないで、俺のところでやれよ。そうしないと、ぶっ飛ばすぞ。」とGoogleが乗り込んできたように思えた。

グーグルの天下

こんな連想が浮かんだのは、少し前に書いた記事でYoutubeの裏の顔を垣間見た時、Youtubeもグーグルの提供するサービスだと知り、ちょっと聞きかじったことを思い出したからだ。

ホクオ
ひと昔前まで、インターネット検索といえばヤフーだったのに、いつからかグーグルが進出してきて、今では「検索する」=「ググる」というまでになったのはどうしてですか?

Googleは、最初はとにかく検索エンジンの技術を磨いた。
Yahooは、検索エンジンとしてGoogleより先に地位を築いたが、その後マーケティングを検索技術より重視するようになり、2000年代前半に自らの検索エンジンをGoogleにアウトソースしたのが最大の失敗だった。
Googleはその後、卓越した検索技術によってネット上で検索された回数、つまり広告価値を正確に測定することおよびそこでの値付けを可能にしてプラットフォームとしての地位を確立し、一方、Yahooはジリ貧になってしまった。
今やGoogleは巨大で強すぎる。。。

ビジネス界に詳しいAさんが教えてくれた話

結局、グーグルの客になってしまう

巨大で強すぎるものに抵抗を感じる人でも、結局、グーグルの客になってしまうのは、グーグルが提供するサービスの質と料金が、他の追随を許さないからだろう。(←しろうとの推測。)小さな個人商店が、大型ショッピングモールの価格設定に勝ち目がないのと似たような感じなのかもしれない。

それに、メールも写真もあれもこれも、グーグルアカウントひとつで管理できるのは実際にとても便利だ。この便利さの裏には、グーグルにすべてを知られているという、よくよく考えてみれば恐ろしい事実もあるのだけれど。

先日のこと、子供が本人のパソコンでチェックしていた商品が、次の瞬間、同居人のパソコンで広告表示されたと同居人が驚いていた。つまり、グーグルは家族構成まで把握していて、子供の買い物の財布であろう親を目掛けてこんなターゲッティング広告を打つことも簡単にできるらしい。

シュタイナー学校もインターネットと、グーグルに屈した

ホクオの子供はストックホルムのシュタイナー学校に通っている。オーストリアの哲学者シュタイナーの思想にもとづくこの学校での教育は、現代的なものは取り入れておらず、教科書も生徒自身の手作りだし、授業では、いまどき先生が黒板にチョークで毎回丁寧に絵を描いてくれる。

(上の写真:とある日の小学校の授業。りんごの輪廻。)

(上の写真:高校生になるとノートがわりにパソコンを持ってくる子もいるようだが黒板授業は続く。)

スウェーデンの一般の学校では、小学校1年生から生徒にアイパッドが支給されるところもあるが、ハイテクを嫌うシュタイナー学校では、そんなことはありえない。

ところが、時代の波を受け、最近になってシュタイナー学校でも、宿題の指示や提出物といった教師と生徒とのやりとりでインターネットが使われるようになった。このツールとして市場を牛耳っているのが「グーグルクラスルーム」というグーグルのサービスである。

これを決めるための会議に参加した学校関係者の知人は、「インターネットは仕方ないとしても、グーグルだけは使いたくない、別のサービスを使おう。」と最後までひとりで頑張ったそうだが、多勢に無勢だったと無念そうに言っていた。無料でこれだけのサービスを提供してくれるのは「グーグルクラスルーム」だけなのだそうだ。

グーグルの天下はいつまで続くのだろうか。
(おしまい)

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