ストックホルムで本格寿司懐石:日本で修行したバングラディシュ人寿司職人の店、Minako Sushi。

(2020年10月13日加筆修正)
ストックホルムにはミシュランガイドに載っている有名寿司店もあるが、その店に行った人が、この店はそこより値段が安くてそこよりおいしいと言っていた。ホクオもいつも大満足の店。

その他、もっと気軽に立ち寄れるふつうの寿司屋のホクオお勧め店も掲載。

こだわりバングラディシュ人のオマカセ寿司懐石

ストックホルムのOdenplan駅から徒歩5分のMinako Sushiに、先週久しぶりに行ってきた。コロナで郵便物の規制が厳しかったので、日本の食材はきっと調達できてないだろうと思って行ったのに、北海道のホタテから鹿児島の和牛まで、コロナ前と変わりなく食材が全部そろっていたのは嬉しい驚きだった。

ここのOmakase懐石メニューは、日本でも通用する水準だと思う。
日本語ペラペラのバングラディシュ人店主は、18歳から8年間、日本(新宿)で修行した人で、そのこだわりたるや半端ない。陽気な性格も手伝って日本人客が来ると、このこだわりを喋りたくて仕方ないので、ちょっとうるさすぎると言う人もいる。

巨大なタコの足は、「柔らかくするために1時間丁寧に揉んだあと、さらに1時間半かけてゆでる。西洋人にはタコの歯ごたえが受けないから始めたことだけど、これが日本人にも喜ばれる。」とか、「本当は日本の柚子を使いたいけど、空輸でも鮮度に問題が出るから仕方なくこちらのライムを使っている」とか、サーモンは北欧でいいのが獲れるが、これはデンマークの海で獲れたやつで、こっちのはフィンランドの海。それぞれこんな風に違うからこんな風に別々にアレンジして・・・」とか、「今日のいちばんの自慢の一品はシメサバでこのサバは・・・」と、話は尽きない。

研究熱心な店主は、日々、新メニューも考えていて、今回、「我ながらおいしくてびっくりした組み合わせ」と得意満面の笑顔で出してくれたのは、その場で殻から外した生牡蠣を天ぷらにして(←食中毒を恐れてと思われる。前、ここで生牡蠣を食べた人がおなかを壊したと言っていた。)、その上に、ちょっぴりバニラアイスをのせていっしょにパクッと食べるという代物だった。

握りのひとつひとつにはあらかじめほどよい分量の醤油をからめてあったり、塩とライムだけで味つけされていたり(「これだけでいけるのはネタがいい証拠!」と付け加えるのも忘れない。)するので、カウンターで食べるオマカセメニュー客には醤油用の小皿はない。目の前でバーナーで炙ってくれる握りや肉も、ただのパフォーマンス目的ではないこだわりが感じられる。

目の前で炙ってくれる鹿児島牛

以下の4分30秒の動画はここに載せるために今、初めて見たが、この前、食べたものがいろいろ出てくるので、思い出してまた行きたくなった。

人気Youtuberが宣伝してしまった

2020年3月29日、この店は、人気Youtuberの動画で紹介された。「スウェーデンのベスト寿司屋」が三軒紹介された中のひとつで、オーナーによるとこのYoutuberに「三軒の中でもいちばん美味しかった」と言われたそうだ。(ホクオは以下の16分動画を全部見ていないので、動画の中で言われたのか外で言われたのかは知らない。)

スウェーデンでは、このようにマスコミで紹介されて人気が出た店は、手抜きしてもお客が来るのであっという間にレベルが下がると言われていて、Minako Sushiも高くなってしまったが、その分、質は下がっていなかったと思う。

今回、夜のオマカセカウンター席は予約でいっぱいだったが、予約のいらない一般席の方もコロナにもかかわらず満席だった。(2020年7月末の平日)

人気Youtuberが紹介している動画(スウェーデン語)。

ミナコは、店主の元カノの名前

店名のミナコの由来を質問したら、満面の笑顔で答えてくれた。

■Minako Sushiのウェブサイト:https://www.minakostockholm.se/

マイナスの口コミ

家族で行きましたが、混んでいたとはいえありえないぐらいものすごく待たされて、全員のテンションが下がりました。
目の前で水でびちゃびちゃの手で寿司を握られて食欲が失せました。日本人としてはあのやり方はNGです。
 

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