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スウェーデンでこだわりタコを買う
こだわりタコはイカ(ICA)にある
「太平洋で一本釣りされたタコ」は、ICA(イカ)で予約注文して購入できる。ICAは、スウェーデンで代表的な大手チェーンの中でも値段が高めのスーパー。
たこやきマスターが、以前に購入した1キロサイズのタコを想定して、それでもたこ焼きに使うだけなら余るぐらいだと思って注文していたところ、入荷の連絡を受けて取りに行った夫が持ち帰ったのが3倍の大きさで、価格も予算の3倍だったので驚いたと言う。「1匹は1匹だから、買わないわけにはいかないでしょう。」と言う夫にたこやきマスターは苦笑いしていた。
スウェーデン語ミニ講座:タコとイカ
英語ではタコはOctopus、イカはSquidだが、スウェーデン語はどちらもBläckfisk。ブレックフィスクと発音し、Bläckは墨、Fiskは魚の意味である。店で「ブレックフィスクください。」と言うと、「8本腕? それとも10本腕?」と聞かれる。タコなら”腕”が8本。
タコは8本足か8本腕か
日本人会がたこやきを売った日
何年か前に、ストックホルム日本人会が、「さくらまつり」でたこやきを販売したことがある。ストックホルムの中心の桜並木のある公園で行われるこのフェスティバルには、毎年、何万人もの人だかりができるのだが、たこやきテントの前にとりわけ長い列ができていた。
販売していた人に「たこやきテントが大人気で、スウェーデン人が大勢、列に並んでいましたね。」とあとで声をかけたところ、人気がなかったわけでもないが、それより焼くのに時間がかかりすぎて、お客さんを長時間待たせていたため列ができていたと教えてもらった。その年以降、たこやきはさくらまつりで売られていない。たとえタコ殴りに時間を取られずとも、一度にできる量的に効率が悪く、手間のかかるストリートフードだが、そういえば縁日の屋台の人たちはどうやってさばいているのだろうか。
ホクオの周りには、日本の食べ物はおいしくて大好きだけれど、納豆とオクトパスボール(たこやき)だけは苦手という外国人が多いので、さくらまつりにはなくてもいいとは思うが。
「180個の大たこ焼を一人の職人さんがわずか10分足らずで完成させるまで」(10分のYoutube動画)。