(2021/8/30 読者からの疑問を追記。)
「日本の総感染者数についての考察再び」
(文=ケゾえもん)
「日本の総感染者数について」の記事でホクオに理解できないと言われてしまった。これは大切なことなので理解できるように解説する責任を感じる。つまりは統計学における標本から母集団を推計する手法を使う。と言うとまたまた難しいことをと言うから余計な説明はしない。
プールがあるとする。プールの大きさは縦25メーター、横2.4メーター、深さ2メーター。計算するとこのプールの中には1億2千万シーシーの水が入っている。(私が計算した。信じてくれ)
わたしの息子は、日本の「C.C.レモン」がお気に入りです!
別の言い方をすると水の量は120,000リットル。この水が細菌で汚染されているとする。そしてプール全体でなん匹の細菌がいるか調べたいとする。
検査のためプールから水を汲みだそう。その量は18万シーシーとする。18万シーシーは180リットルである。ペットボトル180本分の水をプールから汲みだしてその中の細菌数を顕微鏡で調べたということだ。すると2万匹の細菌が見つかったとする。するとプール全体にはなん匹の細菌がいることになるか?中学の時ならった数学を使うと簡単に出る。
(1億2千万cc/18万cc)×2万匹=13,333,000匹だ。(この計算合ってるから信じて)
お気づきの様に1億2千万シーシーというのは日本の人口の数と合わせている。18万というのは(ある日の)1日のPCR検査した人数だ。そして2万というのは陽性になった人数だ。
つまり18万人のPCR検査をして2万人の陽性者が見つかったと言うことは日本全体で約1千300万人の感染者がいるという推定が導かれるということだ。これでおかわりだろうか? それともプールと人間は違うだのなんだの言ってこのアナロジーが全く理解できない人がいるだろうか? 理解できる人だけついて来てください。私、変なことは言ってませんから。ただしプールは説明のために導入した話でもうこれからプールのことからは離れますからね。
するとPCR検査はコロナの症状がある人が検査を受けるので陽性率は日本人全体より著しく高くなるのはあたりまえだと言う人がいるだろう。
しかしそうではないのだ。東京都の資料から私はPCR検査陽性者の40%が検査前から感染が疑われた人、しかし残りの60%はなんらかの理由で症状もまったくないのに検査を受けた人と推定した。全国の検査でも同じ比率と仮定すると陽性2万のうち8000人が検査前から感染濃厚。1万2000人が感染疑いない人から陽性発見された人。
すると以下の様に計算できる。
(1億2千万人/(18万人ー8000人))×1万2000人=8,372,092人
これ異論がある人もいると思うけど、この考え合っているよ。違うという人がいたら受けて立つ。するとこれでも約800万人も感染者がいることになる。
つまり18万人をPCR検査して2万人の陽性者が発見されたということはPCR検査の擬陽性、擬陰性、母集団の質の問題などはあるにしても日本人全体のコロナ感染者数は約800万人と推定されるというのが私の主張である。わからないという人は上記すべて斜め読みにしていい、計算は合ってるから信じてくれ。
日本人のコロナ総感染者は800万人。
あとは考え方が合っているかどうかだが、私の考え方に明白な間違いがあるなら教えてくれ。でもね18万人検査したら2万人も出てるんだよ。合ってるって。そのくらいいるんだって。
(文=ケゾえもん)
読者からのおたより
【コロナ寄稿】PCR検査陽性者数は感染者数ではない(ケゾえもん 2020/6/6)
※読者からのこのご意見については、ケゾえもんが新記事で回答している。
https://hokuonow.com/2021/08/30/kezoemon-corona-75/
※冒頭のアイキャッチ画像の出典はこちら。