【コロナ寄稿】PCR検査陽性者数は感染者数ではない(ケゾえもん)

ケゾえもんが、再三再四に渡りPCR検査陽性者数の意味を根気強く解説し、これを基準に東京アラートが発令されることの無意味さを強調するのだが・・・。

この記事の趣意は、コロナ不安を煽る日本のマスコミの偏った情報だけを鵜呑みにせず、別の意見にも耳を傾けてはどうかというものです。

以下、ケゾえもん寄稿。

PCR検査陽性者数でなにか重大なこと、たとえば東京アラートを発令するかどうかを決めるのそろそろ止めません?

PCR検査の陽性数ってのは全体の感染者の数ではないんです。あくまで検査で陽性になった人の数なんです。
ですから、ある日1万件検査して20人陽性になった人がいたとして、もし2万件検査したら40人陽性が出るんです。(この理屈についてこれない人はここで読むのやめてください)

それで全国で見ましょうか。6月4日時点でのPCR検査陽性者数は確かに少しだけ増え気味に見えます。

しかしPCR検査数の表を見てください。

これ1次関数的にあがってきてるでしょう。するとPCR検査陽性者数が増えて当然なんです。
(この理屈がわからない人はここでストップ!)

だからそういうファクターを計算に入れずにPCR検査陽性者数だけを指針にするのは、ばからしい話で、危険ですらあるのです。
これはいろいろな人がこれまでも言ってきてるけど、まるで効果ないんですよ。

みんな聞く耳を持たない。不思議だ。

いつまでたってもPCR検査陽性者数=感染者総数となってしまっているんです。
このコロナには科学的考えが通じないことが多過ぎる。まるで中世に戻ったような錯覚にとらわれます。

いつも言っているように、みるべきは死亡者数です。これだけはうそいつわりのないデーターなんです。
死亡者数のグラフが寝てきたかどうか、それだけを見ていればいいんです。

私にはこの死亡者数グラフが5月29日あたりで俄然寝てきたように見えるんですが、気のせいですか?

しかも前を言いましたが、死亡者は死ぬのに時間がかかるのでグラフに傾向が現れるのにタイムラグがあるのです。今現在はグラフに現れるより事態はもっと改善されている可能性がある。

どうしても死亡者数でことを決めたくない、感染者数でことを決めたたいというなら、感染者数をデーターから算出してください。
パラメーターはPCR検査陽性者数、PCR検査数、PCR検査を複数受けた人の数、擬陽性の数、その他です。そういう計算が得意な人がいる筈じゃないんですか?
西浦さん、よけいなシュミレーションでもはやコロナPTSDになっている人を脅すことは止めて(脅さなくてもみんな充分言うこと聞いてますって。)必要な計算をなさったらいいんじゃないですか?

しかし余計な計算などせずに、死亡者数だけを指針にして行動することが一番良いんじゃないかと思います。

2020年6月6日、ケゾえもん記

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