ケゾえもん寄稿「尾身はワクチンだけではだめだと言うけれど」
(文=ケゾえもん)
訂正訂正。前記事「緊急事態宣言は体をなしていない。ケゾえもんグラフ3弾」で新規感染者(1日のPCR検査陽性者)が500名を解除の条件にする政府の目標は非現実的だと簡単に感覚だけで批判してしまった。しかし自分の記事を読み直して見ると、あれ変だなと感じてちょっと計算してみた。するとこれが意外とあっさり達成されることがわかった。それでグラフを見なおしてみるとそうか当たり前じゃん、計算なんかしなくてもいずれにしろグラフは真っ逆さまに急降下中なのだ。すると500人達成は来週か再来週だ。へー。
そうか、ワクチン効果というのはすごいものがあるんだ。こりゃ尾身茂は意外に簡単にお払い箱にできるかもしれない。
尾身茂もそこらへんのことをひしひしと感じて9月3日におかしな発表をしたわけだ。
その日立派なパネルが用意され、そこにはシナリオA、シナリオB、シナリオCなるものが書かれてあった。今気が付いたんだけど、これってプランB(プロジェクトでこれを用意しないとだめだと言われている次善策)から発想したんだろうね、なんてミーハーなやつ。それで3つのシナリオからシナリオBが(プランBのノリなんだぜ)一番可能性が高いと尾身は言った。
シナリオBと言うのは、ワクチン接種が進み接種率が頭打ちになった時に60代以上の85%、40-50代の70%、20-30代の60%がワクチン接種済みの状態を言うらしい。頭の中で考えただけの根拠のない数字をパネルまで作って発表してみせるところが腹立たしい。
それでシナリオBだと「ワクチン未接種者を中心に接触機会を50%低減する必要がある。また、状況次第では緊急事態宣言など強い対策が必要になる可能性がある」そうだ。まあ夢のない話をしてくれちゃう男だよ。
私の記事「おかしなコロナ騒動を振り返ろう。(6月28日)」で私は
「ワクチンがあるからね、それでこれでこのコロナ騒ぎは終わりだよ。コロナで稼いだり、テレビでしゃべることに生きがいを感じたりしてた連中とはさようならだ。」
と言った。「デルタ株騒ぎ」や「抗体値すぐ下がる騒ぎ」があって、接種率があがるのを待って、それから2ヶ月以上たってしまったが、ここで改めて言わせてもらう。言うことはぶれずに変わらない。
「コロナで稼いだり、利益を得たやつらとはさようなら。なぜならワクチンがあるから」
尾身茂が描いた夢はね「人類がするであろう10年のコロナとの戦いの中で指導的役割を続ける自分」だったんだよ。尾身茂がコロナ規制を言うときに、それで困る人々への同情を一度でも感じたことがあるだろうか? 私はない。とにかくあのがちがちの人流抑制主義男にはぜひともご退場を願いたい。
ワクチンは見事にゲームチェンジャーになった。
抗体値が下がる問題が今後生じるなら毎年接種すれば良い。
変異株にひどいのが出てきたらそれに合わせて設計したワクチンを作ればよい。
おまけにもともと日本は他の多くの国と比べて死者数が1/100だったアドバンテージがある。
それらの理由により今後どんな事態が生じてもコロナはワクチンで抑え込める。
(2021年9月14日 文=ケゾえもん)
社会風刺パロディ歌「お注射マンボウ」
https://youtu.be/QUJFChY_gvY
むしろワクチンだけではだめだ、ワクチンでは幸せは来ないとワクチンに否定的なことばかり言っている。 そこがファウチと全く違うところ。とにかく人流抑制がやつは大好き。
私のうがった見方によればワクチンは尾身の敵ではないでしょうか。 今回の記事で紹介の9月3日の会見も、ワクチン接種が進んできたので、その後の自分の居場所をつくるために仕方なくという側面があるのだと思うのです。それで評判悪かったから、尾身はこのシナリオABCなる話はもう二度としてませんが。
※冒頭のアイキャッチ画像の出典はこちら。