この記事の趣意は、コロナ不安を煽る日本のマスコミの偏った情報だけを鵜呑みにせず、別の意見にも耳を傾けてはどうかというものであり、特定の個人を人として批判したり攻撃する意図はありません。(本文中、敬称略)
ケゾえもんが、2020年5月29日に行われたコロナ政府専門家委員会の記者会見を分析し、季節的に自然と収束したことが明らかなコロナを、非常事態宣言による国民の自粛努力のたまものだと示唆していることは、まったくの欺瞞であるとした。西浦が、過去に提示した資料を改ざんしている証拠も発見して指摘している。
Contents
コロナは季節的に自然に収束した
私の記事、「非常事態宣言は無意味だった」及び藤井聡京都大学教授の記事の中の図を見て欲しい。
先ず藤井記事の中の図だけでも再掲してもらいたい。
(ホクオ君頼む。)
(出典:38news.jp)
この図は藤井が作った図ではなく、西浦が作った図だ。
そこに藤井が文字を加えてある。これを見ると3月27日をピークにグラフはだだ下がり続けている。
(グラフの読み方:このグラフは要するに、いつ何人がコロナにかかったかを示している。実行再生産数のグラフも重ねて書いてあるが、取り合えずこれは無視してよい。)
★ホクオのためのもっと初歩的な追記★
縦軸はPCR検査で「判明したその日」の感染者数。
潜伏期間が2週間程度あるから、判明した日は感染した日より2週間遅れる。グラフをずずっと2週間分左にずらしたのが藤井グラフだよ。したがって横軸は「感染した日」。
藤井グラフと呼んでるけど、作ったのは西浦。
一方インフルエンザの過去3年の死亡者数のグラフを見ると、判で押した様に5月に激減して、6月から11月までは極めて少数しか死んでいないことがわかる
この両方を見て、今回の新型コロナは季節性で、今回流行の収束は、季節的要因で自粛の努力でない、次の流行は次の冬まで来ないとの意見に賛成できない人は、もう以下の文章を読まないでいただきたい。
時間の無駄だろうから。
記者会見でぼろが出たコロナ専門家委員会の隠蔽体質
さて、5月29日に政府専門家委員会が記者会見を行った。
押谷 仁、尾身 茂、西浦 博の3氏が出席している。
最初のころ露出が多かった釜萢 敏は最近逃げているね。
利口だと思う。
先ず座長だという脇田隆字から挨拶があり、「オーバーシュートの軌道に乗ることなく宣言の解除に至ったわけで皆様には心よりお礼申し上げます。」と結んだ。つまり緊急事態宣言がなかったら、オーバーシュートしていたという立場なんだ。
それで尾身がいろいろ説明し始めて、出てきたパネルが「緊急事態宣言(4月7日)の効果」だ。
これが言い訳がましいパネルなんだ。
ピークの日付として4月10日と4月1日とふたつ書いてあるけれど、これ4月1日のだけ書けばいいだろ。
つまり、ピークがさがったところで非常事態宣言を出してしまった言い訳がしたいわけだ。
しかも西浦が発表してしまったグラフを見て欲しい。西浦は、ピークは3月27日と一度は書いているんだ。(上掲の藤井グラフ参照。)
ところが専門家委員会で言われたんだろうね。
「西浦さんピークは宣言が出た4月7日になるべく近くないとまずいよ。」
「ちょっと計算いじって4月1日にできないかな?」
「そうそう、そんなの計算の数字いじればなんとでもなるだろ。」
「もう、ばか正直に3月27日なんて発表してしまうんだから。」
なんて会話があったと思われます。
とにかく一度3月27日と発表されたピークは4月1日に変更されてしまった。
本当に隠蔽体質だよな。
さらにパネルには「市民の行動変容等により・・減少」と書いてある。あくまで非常事態宣言の効果により流行が終息したと言いたいわけですよ。
その後、しぶしぶ答弁に立った西浦は(なんかやる気ないんだ、この人。)、ピークの前に都知事の自粛要請があっただの、百貨店の休業があっただの言って、ピークが下がり始めたのは(季節性ではなく)人々の行動によるものだと示唆しようとする。
そんな土日の自粛と夜の外出自粛だけでどーんとピークが下がり始めるなら、当然非常事態宣言の必要なんてなかっただろと言いたいね。
西浦はどうしてこうなったかは、まだわからないことが多いがと認めて、きちんと精査して<学術論文>として出したいと言っていた。
はー。あなたの学術論文のおかげでこちらは苦労してるんですけどね。
クラスター対策はどこまで有効だったか?と記者に聞かれた押谷は、
「我々はクラスターつぶしだけやってると勘違いされるが、クラスターのまわりにクラスターがあることを見つけて未然にクラスターを防ぐ、それによりクラスターのまわりの感染者ができるだけ発生しないようにする。それからクラスターを見つけることによりクラスターの特徴を見つけられ、3密などの条件がわかった。クラスターがよくわからなくなる時期もあったけど、クラスターを解析することによりクラスターのまわりのこはつ例というのがみつかる。そのこはつ例の意味づけができて、そのこはつ例の裏側にクラスターがきっとあるはずだ」
と、クラスター、クラスターと連呼する意味不明な演説をして、この人、頭悪いのか、けむに巻くつもりかわからん。
ほかにも尾身が、息が苦しいのかマスクをずらして鼻丸出しで、叫ぶようにおかしな説明をするんだけど、ややこしくて読者の興味が続くかわからないから、これ以上は紹介しない。動画を見て欲しい。
とにかく、なにかを発信するという気はまったくなく、乗り切るためだけの会見で、これはいかんと思った。
これってこの委員会この態度をいつまで続けられるのだろう?
「まだまだ油断できない」とこの委員会が言うことがどれだけ影響力があって、どれだけ困る人が出るか考えているのだろうか?
押谷発言はビデオの50分のところから始まり、こはつ例は54分10秒あたりから始まる。「みなさん良くわかっているように、こはつ例と呼ばれる」って言ってるけど知らないよね。
岡田晴恵は今がヒーローになるチャンスだ!
この委員会にいる以上は無理だろうけど、私が岡田晴恵なら作戦を変えるね。今はいいよ。脅せば国民はおもしろいように怖がってくれる。
だけど、これだけ国民を間違った情報で誘導していたことが後でわかったら(きっと集団サイコはとけると思う。)その時が怖い。
冒頭に書いたが、釜萢 敏は明らかに退避し始めたね。
こういう時は退避だけでは足りない。
岡田晴恵は、ダイヤモンドプリンセスの乗客をこれ以上船内に閉じ込める意味がなくなった瞬間に意見を変えた。詳しいロジックはおぼえていないが、いままではわからなかったが、今となってはもう隔離の意味がないという言い方だったと思う。
私は、タイミングは今しかないと思う。
「これまでは、わからなかったが」を使えるからだ。
1.新型コロナはあきらかに季節性です。
2.季節性インフルエンザの例からみてコロナも12月まで流行はないと考えてよい。
3.もはや世界に先駆けて、規制を緩めてもいいのではないか。
4.外出をどんどんする。3密さえ避ける必要はない。
5.この6月から11月までなるべく経済を回復させることが大事ではないか。
6.また冬の流行期がきたら、規制をはじめなければならないだろうけれど、それは、今回の様なやみくもなものではない筈だ。
7.90歳代、80歳代のお年寄りには、非常に危険な病気だというデーターが出ている。これらの人はもう少しがまんして外出を控えた方が良いかもしれない。
9.ここに至って、方針転換できない専門家委員会はおかしい。
以上の発言を岡田晴恵が歯切れよくできれば、たとえそれにより今の立場を維持する時間が少し短くなったとしても、逆に不動の人気を獲得できるのにと考える。
長い目でみたら絶対に得だ。
人気どころかヒーローになれる。(ヒロインか。)それは今しかない。
キーワードは、
「これまでは、わからなかったが、今データーが揃った」
ですよ。
2020年5月31日ケゾえもん、記
専門家委員会の記者会見Youtube
さあみなさん、ケゾえもんレクチャーをしっかり頭に入れて、改めて、記者会見をご覧ください。専門家の意見を鵜呑みにしないで、お互いに、自分で考え、判断できるようになろうではありませんか。
と書いて、動画を貼り付けたものの、この動画2時間以上もある! ホクオはもともと見る気はないが、ケゾえもんは、これをじっくり見て分析したらしい。ノーカット版と書いてあるということは、ダイジェスト版もあるのだろう。探してみてください。
おまけ:奴らを高く吊るせ!
ケゾえもんの今回の原稿のタイトルは「奴らを高く吊るせ」で、ご丁寧にもこんな画像ファイルが添付されていた。せっかくだから載せておく。
1968年制作のクリント・イーストウッド主演のアメリカの西部劇映画、『奴らを高く吊るせ!』(1968年、原題:Hang ‘Em High)より。