「本当に幾何級数的上昇か?」
(文=ケゾえもん)
遂に北海道と大阪府のGo To除外が発表された。
幾何級数的に患者が増えて、重症者が増えて、医療崩壊が怖いというのがストーリーでこれやられちゃったんだけど、このストーリーの各所でロジックに穴がある。
医療崩壊になるということのロジック穴についての私の見解はこないだ述べた。
今晩は(私は記事は夜寝る直前に書くことが多い)患者が幾何級数に増えているということについて少し話す。
前にも言ったけど、どうして少し待てないかな?
いままでだって児玉龍彦が少し経てば目を覆うことになると言ってならなかったなんてことがあったじゃないですか?
待ってると手遅れになるというロジックなんだろ。言ってることはわかるよ、もう何回もいろいろな場面でそれ言われてるからわかってるって。でも待ちなさいよ!
確か、患者が幾何級数で増えてるから大変だということだよね。
患者というのはPCR検査陽性者のことだよね。
私は毎日ケゾえもん陽性率を計算している。
(ことわっておくが私はPCR検査陽性者数に疫学調査の意味はない説だ。 首長や分科会がこの数字だけを頼りにしてるから、調べている)
これをグラフにしてお見せすれば話が早いのだけど今日はちょっと勘弁してもらう。
実はアマゾンで大型三角定規を取り寄せ中でこれがくれば、簡単にグラフを書けるようになるので今日は勘弁。昔持ってた、T定規に製図板があればもっといいのだけどねぇ。いまさら買うにはちょっと。
ケゾえもん陽性率=(その日のPCR検査陽性者数÷その日の検査人数)×100である。100に意味はない。その方が率の数字として取り扱いが便利になるからだ。(それが率というもので心配いらない)
それで北海道だけど日付とケゾえもん陽性率を書いて行くと。(グラフの方が一目りょう然だけど、今晩のところはごめんなさい)
14/7.79 15/8.79 16/9.91 17/9.1 18/6.86 19/9.38 20/9.80 21/7.32 22/7.67
23/10.32 24/9.02 25/7.38
下がってはいないけど、横ばいに近いくらいなんだけどな。けっして幾何級数的に上昇ではないように思えるんだけどねぇ。
大阪行きます。
16/5.43 17/6.76 18/6.49 19/9.32 20/8.48 21/11.11 22/18.77 23/18.20
24/9.63 25/5.46
22日と23日が特別高いけど、全体の傾向みればへたすりゃ明日からどんどん下がるんじゃないかって状態で、これまたけっして幾何級数的上昇ではないんですが。
小池知事が自分でgo to中止って言いたくなくて、政府が言え、それは政府の仕事だと盛んに言っているでしょ?小池知事も政府の分科会も各県の首長もおんなじなんだけどみんな不作為の罪を被らされるのを恐れているんだよ。小池知事なんか明らかにそうだ。
だから待てないんだ。心配顔して言ってるけど、みんな自分のためなんだよ。
民のためを考えて行動できる政治家は・・うーん、そんな人いないよね。
10月に自殺した人数は去年を40.2%上回り、上回った人数は619名だ
そうだ。コロナで死亡と統計に出ている人数の1/3が10月だけで自殺している。
メンタルパンデミックと呼ぶのだそうだ。
コロナパンデミックよりメンタルパンデミックの方が日本では恐ろしいのは明らかだろう。
三角定規が届いたらもっと頻繁にグラフをお見せできると思う。
(2020年11月26日、ケゾえもん記)