【コロナ寄稿】人々が思考停止しゾンビ化した今、株を買うチャンス!(ケゾえもん)

(2021/03/31 加筆)「大衆がゾンビ化した」というケゾえもんと、「頭が良い言論人たちもそろってみんな思考停止している」という藤井聡教授が、同じ日に発表した話をまとめて公開。ケゾえもんの「ミニ株式講座」つき、全4,700文字。

ケゾえもんイメージキャラクター

「みんなゾンビ化」

(文=ケゾえもん/2021年3月29日)
ここ2,3日のニュースを見てると(ワイドショーは腹が立つからもう見ない)感染者(陽性者)が300人になった、400人になった、リバウンドだとやかましい。

あのさ、コロナのことを振り返ろうよ。恐ろしい未知の病原菌が出現して、去年の3月4月と感染者が300名だ
400名だ(全国でね)となって、その時400名だけどこれは幾何級数的に増えてその結果やがて42万人が死ぬこともあり得るって話だったろ?

だけど違ってたでしょ?うわー未知のウイルス大変だ、が終わると、うわー第2波だ、うわーうわー第3波だ、うわー宣言解除したらリバウンドしちまった!大変だ大変だ。
いつまで大変だを続けるんだよ。もう滑稽でしょうがない。

1億ゾンビ化

1億ゾンビ化だものね。
3密避けないと大変なことになると言うと
「3密大変だ、大変だ、大変だ」とゾンビの集団になって言う。

第2波だと言うと
「第2波だ、第2波だ」とゾンビ。

医療のひっ迫だと言うと
「ひっ迫だ、ひっ迫だ」とゾンビ。

外出は悪だと言うと
「悪だ、悪だ」とゾンビ。

リバウンドだというと
「リバウンド大変だ、リバウンド大変だ」とゾンビ。

もうね、みんなゾンビになり過ぎる。

言ってるでしょ!コロナは去年と同じ行動をするんだって。
3月29日現在、感染者数はピークを打ってる筈なんだ。
その傾向がわかるのが(私はPCR検査で傾向がわからないとは言ってない)4月の中旬。2週間遅れるからね。そして5月の第1週には死者数も減ってくる。これは予想出来るんだって。

みんながゾンビ化している間に株を買え

予想できるならどうしたらいいかって?そりゃみんながゾンビ化して怖がっている間に株を買うことだよ。株価ってね、理屈で動くのではない。理屈を知った大衆がそうだと思うから動くのだ。

「理屈で動く」

「そうだと思うから動く」

ではまったく予想の仕方がが変わってくるからそこんとこちゃんと抑えないといけない。
それで大衆がゾンビ化してる今こそチャンスだよ。
ゾンビはどう考える?「しばらく海外旅行できないな」「海外からの客も来ないな」と発想するでしょ。海外旅行の株って何?本日のJALの終値が2415円、ANAが2504円、JR東海が8152円、伊勢丹が785円。大衆がゾンビ化した結果現在こういう株価になってるんだ。

私の予想通り4月の中旬に陽性者がピークを打ったら、これらの株はぴゅーっとあがるよ。というかそれまでにゾンビから脱出できる一団が出てくるからもっと手前で上がる。
JALとANAは2600円には行くでしょう。伊勢丹は瞬間820円にはなる。
JR東海も8500円は行く。ただしみんな赤字の会社だからその株価は維持できない。
上記株価になった瞬間売ること。
以上、株式講座終わり。

株をたくさん持っているXさん
日本では今の株高の中で、投資で1億円以上の資産を形成した人を「億り人(おくりびと: モックン主演の映画タイトルをもじってる)」と呼んで、色んなとこでどうやって億り人になったのか、投資の成功体験披露話がホットになってる。でも、人は人、自分は自分で、価値観、生き方、財産形成の仕方を考えないと、人生間違えると思う。
ハイジさん
株が値上がりして、富裕層の人は益々富裕になる仕組みになっているようですね。スイスの別荘もどんどん売れて値段が高騰していると聞きます。

コロナリバウンドでリバウンドゾンビ

ところでリバウンドゾンビは滑稽だよね。ダイエット用語だろ?リバウンドって。
食べるのがまんしてて、それで痩せて、また食べ始めるといろいろな体のメカニズムで前より太りやすくなっていて前より太る。それがリバウンドだろ。
コロナとの一致点は「一定期間がまんした」ってとこだけじゃないか。
これ小池百合子が言い出したのかね。あの人、そういう言葉を作り出すのは天才だね。
私が政治家なら小池百合子が作ったリバウンドなる言葉は恥ずかしくよう使わんけどね。
●関連ページ:【コロナ寄稿】コロナのリバウンドってなに? 問題はコロナより小池百合子(ケゾえもん)2021.03.07

コロナのおかげで知ったウィルスの怖さ

前置きが長くなった。いろいろ不幸なことがあったけれどそれでもコロナ事件はあって良かったと言う話をする約束でした。
良かったと言うと言い過ぎだから「必要なことだった」と言い換えさせて欲しい。

私は豪華客船には乗るつもりはない。多くの人もそうだろう。
ダイヤモンドプリンセス号の事件を見たら誰でもそう思う。
豪華客船なら乗らなければ済むが宇宙船地球号はそうはいかない。

ここまで世界が航空路線でつながって格安で旅行できるようになった世の中では、どれだけウイルスが怖いか身に染みた人も多いだろう。私もそうだ。
だいたい人間という単一種が密度多く生息しているというだけで危険がいっぱいだ。今回のパンデミックがコロナという比較的凶暴でないウイルスでよかった。そして人間の密度が高くなり、往来が激しくなったこの地球でこの程度のパンデミックはより凶暴なウイルスのパンデミックの予行演習として必要なことだったと考える。

コロナのおかげで知った科学技術の進歩

一番の収穫はRNAワクチンを超スピードで製造するノウハウを人類が手に入れたことだ。いやまさかここまでのことをできる技術水準に達していたとは知らなかった。ウイルスの遺伝子の特定の抗原を作る部分を抽出し複製し、そのRNAが人間の細胞に侵入できるようにして抗原を作るように設計する。それができて、それが機能するとわかったときに私は唖然としたものだ。ここまで科学は進んでいるのか。

これなら、エイズでもエボラ出血熱でもワクチンが作れるようになるのではないか?しかもワクチン開発にあまりお金がかからないで。

この技術はコロナという戦争があったから、急激に進んだと考えられる。コロナがなくてこの技術への到達が10年遅れて、その前に凶暴なウイルスのパンデミックがあったら、我々は本当に困るところだったのだ。これがコロナでよかった。
そして新しいワクチン開発の方法を人類が手に入れてよかった。
そう、考えるのだ。私としては本気でそう考える。

コロナのおかげで知った大衆の馬鹿さ加減

そして、副効果ではあるが、如何に大衆がばかで騙されやすく迷信にしばられる存在なのかがわかって勉強になった。マスコミが如何に信じられない油断ならない存在か身に染みてわかってよかった。マスコミは絶対に少なくとも我々のお友達じゃあないね。

そして政治家がどれだけゾンビ化し易いかよーくわかった。

さらに、こういうとき100兆程度の財政出動をなんなく(インフレにせず)できるということを学んだのは今後の人生に参考になった。

ワクチン摂取はゾンビのみなさまからお先にどうぞ

ところでワクチンだけど、悪いけど私は打つにしても人類最後の方にしたい。短期の副反応はよーくわかってきているけれど2年3年10年して現れる副反応、一番懸念されるのは自分の免疫が自分を攻撃するタイプの副反応があるかないかはまったくわかっていない。

ファイザーはとりあえず、コロナにとても良く効く、効きすぎるワクチンを狙って設計した。しかし今後この効きすぎるというのは良くないということで調整が行われるなどと言うことがあるかもしれない。

いずれにしろなんらかの改良は行われるだろう。なにしろ史上初めて人類に接種されたタイプのワクチンなのだ。
ゾンビ化した人々(ワクチン打たないと大変だ大変だ、ワクチン打つぞ打つぞ)が大勢いる筈だから、人体実験は充分になされる筈なのだ。悪いけど。

(2021年3月29日、ケゾえもん記)

ホクオ
ケゾえもんから原稿をいただいた日に、別の方から送っていただいた記事も以下に紹介します。

京大・藤井聡教授が憂慮。頭の良い言論人さえ気づかぬコロナ自粛の不条理さ

この度、ようやく緊急事態宣言が解除されました。私はこの緊急事態宣言は、本来なら出す必要なんて何も無かったし、自粛要請も時短も何も要らないと思っていましたから、これでようやく無駄な緊急事態宣言が無くなるということで(緊急事態宣言をここまで引っ張っていることは最悪の政治判断だったとは思いますが、それを一旦さておきますと)、ひとまず「安堵」いたしております。

私が緊急事態宣言なんて要らないだろうと当初から思っていた理由は・・・(出典記事の本文参照)

もちろん、緊急事態宣言を出すことが必要なタイミングというものがそのうち訪れる可能性は決して皆無だとまでは思いませんが、それとて今から振り返れば、今回に限っては、そんなことも無かったことが今や明らかになっています。何と言っても緊急事態発出のはるか2週間前に、感染は収束に向かい初めていたからです。

(中略)

しかし、当方がいくらそういう事を今年の1月や2月に話をしても、驚く程、世間の反応が鈍く、むしろ当方をバッシングする人が様々に出てくるのが実情でした。

それはなぜそうなるのかというと、逆説的にも「緊急事態」の宣言が出されてしまっていたからです。

菅総理がどれほどの人物なのかはさておき、一応は我が国のトップの総理大臣なわけで、その人が国家権力を使って「緊急事態であります」と宣言したのですから、その心理的圧力たるや強烈なものとなったわけです。

これこそ「言葉の魔力」「言霊の力」であって、緊急事態だから平常時じゃないなんだか異常な気分に皆がなるわけです。

その結果人々は、「緊急事態の今、コロナは怖くないとか自粛が要らないとか言うこと自体が不適切で不道徳。兎に角『何も考えず』に自粛しろ!」という気分に支配されてしまったのです。結果、「国家による緊急事態宣言」は、その「言葉の魔力」と「国家権力」の両者によって人々の「思考停止」を強烈に導くものなわけです。

だから、どれだけ分かり易く、本来ならば耳に入りやすい形で緊急事態宣言や自粛や時短の「無用さ」、あるいは、その「弊害の深刻さ」と説明しようとも、思考が停止してしまっているので、人々はそれに耳を傾けようとはしないのです。

(中略)

したがって、この度の緊急事態宣言が解除される「まで」の間は、コロナは大して怖くないとか、コロナは普通の風邪と同じように自粛なんてしなくても収まるんだとかいう話はあまり声高に叫ぶことは避けねばならなかったわけですが、「緊急事態宣言マジック」の「魔法」が解除された「後」においては、徹底的に、そうしたコロナの真実を大声で叫び続けることが必要となるのです。

2021.03.29 まぐまぐニュースより


(冒頭のアイキャッチ画像の出典はこちら。)

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