ケゾえもん氏によると、「ハイリスクグループが死ななくなる日」を今回のコロナの季節の終焉と見なせるが、残念ながらまだその日は来ていないようだ。以下、厚生労働省のコロナデータを分析・考察したケゾえもん氏にご寄稿いただいた。
おもしろいことに気が付いた。
東洋経済のホームページで見れる厚生労働省のデーターをグラフ化したコロナのページで、先ずPCR検査陽性者数の累計グラフを見ると見事に横ばいになっている。
ところが死者数累計グラフを見ると一時関数的に直線になっていて横ばいになる傾向はない。
これは何を意味するのか?
しばらく考えて以下のことを思いついた。
先ず、コロナ感染ではハイリスクグループと安全グループがいるとする。
安全グループはコロナにかかっても結局は治ってしまう。
しばしば、マクロファージやナチュラルキラーがウイルスを食べてしまうので抗体すらできないで治ってしまう。
このグループは、季節性の理由によりウイルスが減った場合には、すぐに感染する確率が減る。
ところでハイリスクグループは、ちょっとコロナが体に入ってきたらあっさり死んでしまうグループである。
すぐ重症化して、気管挿管になり、しまいにエクモにつながれ、サイトカインストームになり全身の血管をやられ、血管で作られているところの臓器がやられ多臓器不全で死ぬ。
このグループは世の中のウイルスが多少、少なくなっても関係ない。
ちょっとウイルスが入ると死んでしまう。
このグループが感染する確率の重要ファクターは、たとえば「感染者の訪問を受ける」、「外出する」、「ウイルスのいるところで深呼吸してしまう」、
などなどの総合確率である。
だからハイリスクグループはよっぽど世の中のウイルスが少なくならないと
死ぬ確率が減らない。逆にこのグループが死ななくなるということは、よくよく世の中のウイルスが減ってきたときと考えてよい。
私は本日よりこの死亡者累計数のグラフを楽しみに見ていきたいと思う。
もしこのグラフが、一時関数的上昇より外れて横ばい傾向を見せれば、
その時はよくよくウイルスが減ったことを意味し、今回のコロナの季節が終わったことを告げていると言って良いだろう。
2020年5月20日現在、残念ながらこのグラフは横ばい傾向とは言えていない。
(ケゾえもん、記)