コロナ

コロナ閉鎖解除のタイミング:ニューヨークタイムズから小池百合子まで(マジメ度やや低)

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(最終更新日、2020年5月16日):ニューヨークタイムズとワシントンポストとケゾえもん氏のご意見を紹介する6,700文字。小池都知事のコロナ隔離ホテル宿泊者宛ての手紙も掲載。

「コロナもトランプももういい加減、勘弁してほしい。両者とおさらばするために、ワクチンと大統領選挙(2020年秋)が待ち望まれる。」という内容のニューヨークタイムズのコラム内で、トランプはどうやらスウェーデン式で行きたいようだ、とスウェーデン式が否定的なニュアンスで言及されている。また、米国では、トランプの悪政やリーダーとしてのふがいなさにより、コロナをめぐって国民が団結すべきときに、内輪揉めしなければいけない状況にもなっているという。

スウェーデンに関係する記事の紹介として書き始めたこのコラムだが、結局、日本の話になった。好評を博した過去の記事で登場した当サイトのご意見番、ケゾえもん氏のコロナ分析を一挙掲載。


以下は、2020年5月10日付のニューヨークタイムズのコラム“Has Trump Decided We Will Follow Sweden and Just Not Told Us?”より、部分拙訳。

右に行くのか左に行くのかさっぱり不明なトランプ発言

「合衆国はロックダウンをいかに慎重に終わらせていくべきか」というガイドラインを発表した矢先に、その一方で、「一刻も早く国民をロックダウンから自由にしよう」などと、自分の発表したガイドラインを無視するような発言をするトランプ。左に曲がりながら「右に曲がりまーす。」と言ってるようにわかりにくかったり、矛盾していたり、不誠実なトランプの発言はもういい加減にしてほしい。

トランプは、どうもスウェーデン式で行きたいようだが・・・

中国とスウェーデンは、両極端のモデル例である。中国は、ワクチンを待ちつつ、検査、追跡、隔離を行う厳しいトップダウンモデル、スウェーデンは、弱者を守りながら、それ以外の人は仕事に戻り、集団免疫を獲得させるというボトムアップモデル。トランプは、決して口には出さないし、本人さえ自覚がないのかもしれないが、スウェーデンのやり方に賛成しているように見える。

しかし、最新の調査によると、3分の2のアメリカ人は、性急なロックダウン解除には不安を感じている。

合衆国内部での内輪揉めはトランプのせい

それにしてもトランプに何の方針もなく、国のリーダーとしての統率力がないために、国民の間で、内輪揉めが起きそうだ。さらにトランプの政治的策略は、国民を赤か青かに分けることにもつながっている。パンデミックは本当に災難だが、波及して起きている内輪揉めは、さらにゆゆしき問題である。

ケゾえもん
トランプはいいやつでないことは確かなんですが、オバマに比べてやってることの成果があがってないかと言えばそんなことはない。 むしろあの強行突破が功を奏している場面も目撃している。 とても普通の政治家ならやれないことをいくつかしている。(中国との正面きった喧嘩とか) 政治家の評価難しいですね。 私は2年間損を出し続けた株式の株価が、トランプ相場と呼ばれる就任以来の好景気で元値に戻って損を免れた恩がトランプにはある。

ニューヨークタイムズの内容を、ホクオの理解力レベルに合わせて簡単にまとめると・・・。

■赤と青って・・・

共和党
シンボルカラーは赤!(トランプはこっち。)
民主党
シンボルカラーは青!(オバマやヒラリー・クリントンはこっち。)
共和党
Open now! 閉鎖は今すぐ解除しよう。
民主党
Go slow! 閉鎖は慎重にゆっくり解除しよう。

■スウェーデンと中国をあてはめると・・・

スウェーデン
わたしたちは、閉鎖なんてしませんでしたよ。
中国
我々は、最初にきっちり隔離して封じ込めました!

■ご近所レベルでは・・・

青組の市民
ちょっと、ちょっと、おとなりさん。あなたにはガイドラインに従わなくてもいいという権利があるんですか。バーやレストランや仕事に行って、ウィルスを撒き散らされちゃ困りますよ。迷惑です。やめてください。💢
赤組の市民
そういうあなたは経済を麻痺させて、大量の失業者を出してもいいという権利があるんですか。スウェーデンを見てくださいよ。そんなことやってないじゃないですか。💢

ケゾえもん氏のコロナ分析━現在から収束までの予測

(2020年5月14日の談)

コロナは90代80代、持病持ちの人の病気なのはかなり明らかで、都市のロックダウンしても遅かれ早かれ死ぬ人は死ぬ、死なない人はいつまでたっても死なない。
死ぬ人が一通り死ねば、死ぬ人はあまりいなくなる。

死ぬ人は肺炎では死なない。ICUに入り多臓器不全で死ぬ。つまり合併症で死ぬ。肺炎だけだと、ひどくてもICUには入れない。

ダイヤモンドプリンセスの実験でもあきらかなんだけど、あの感染し易い劣悪な環境で人々は何週間もいっしょに生活させられた。
それなのに感染したのは全体の約20%。すなわち集団免疫云々ではなくこのウイルスは全体の20%にしか感染しない、20%の感染が終われば流行は止まるというのが仮説としてある。

計算生物学の権威(マイケル・レヴィット:ノーベル賞受賞者)によれば、中国武漢のロックアウト前と後、それぞれの国のロックアウトなどをずーっとデーター追って行くと感染の広がるスピードはロックアウトしてもしなくてもまったく変わらないことがわかったという。

これは我々の直観(これだけがんばったんだからなんらかの効果がある筈)と違うけど、それを理論や仮定でなくデーターで示したという。
つまり、3密※関係ない、ソーシャルディスタンス関係ない、そして医療崩壊ふせぐ効果もない、ロックダウンは完全に無効という驚くべき主張がある。

そして80歳より若く持病持ちでない人に、コロナはほとんど危険はないという事実がある。

ロックダウンで感染者は減らせない。
クラスター班の西浦、押谷の1日の感染者を10人まで減らすという計画は完全にナンセンス。
西浦、押谷の再生産数に関する計算も、毎日違う人に感染者が会うという仮定が導入されておりまったく間違っている。普通の人は日々ほぼ同じような人と会い続ける。

各国政府はサンクコスト(すでに支出してしまった回収できない努力)の呪縛で、ロックダウンの間違いを決して認めない。ロックダウンが間違ってました、ごめんなさいという理由で解除されることは絶対にない。

コロナは全体の20%に感染し、それで流行は終わりになる。
各国政府はロックダウンの努力が実ったと主張し、すべてはうやむやになりこの騒ぎは終わるだろう。

※注:3密(さんみつ)は、感染拡大を防ぐために密閉・密集・密接を避けようという、総理大臣官邸・厚生労働省が掲げている標語。

ケゾえもん氏は他にもいろいろ指摘している。

日本では、上述の「青組」の意見はそれほど聞く機会もなさそうなので、参考までに紹介したい。

コロナは注意すべき普通の病気

ケゾえもん
コロナを恐ろしい病気扱いでなく普通の注意すべき病気にできれば、いろいろな問題が解決できるんですけどね。人間の気持ちの問題だと思うのだけど・・・。

以下、ケゾえもん氏の提案。

●健康な人、濃厚接触者を隔離しない。(たとえその人がウイルス保持している可能性があっても。)

●「濃厚接触者」という言葉を使わない。

ホクオ
濃厚接触者って言葉は初めて聞きましたが、なんだかものものしい大げさな響きですね。

●発病している人は隔離する。隔離といっても軽症者は家で安静にしているので十分。

●医療の場で特別な防護服を使用しない。陰圧病室も使わない。
窓は開けてよい。インフルエンザと同様の注意をすれば良い。

●感染者が出たと言って、消毒液をそこらじゅうに噴霧するような大げさな消毒を行わない。

ホクオ
ストックホルムでも、これからスペースシャトルにでも乗り込むのかって感じの宇宙服のような防護服を着た人が、消毒やってたらしいです!

●発病者が出ても、その周辺に濃厚接触者がたくさんいても病院は閉鎖しない。当然、濃厚接触者は隔離しない。

●町のクリニックについても同じ。ただし町のクリニックの場合、もし主治医がコロナでダウンしたら回復するまで休診にしてもらう。

上記のことするだけで、ことはものすごくスムーズに動きはじめると思うのだけど、上記で可能なのは、軽症者は家で安静くらい。それも家で死んだ人が出たらもうあやしくなって、全員ホテル隔離を言い始めた。

ケゾえもん氏のつぶやきは続く。

コロナ感染者のホテル隔離

今、日本でPCR検査陽性になると、強制隔離はされないが、ホテル隔離を望みますかと聞かれる。あるいはホテル隔離を勧められる。
本人は不安なので、ついつい隔離承諾してしまう。その方が安全だと思うから。

ホテル住まいが始まる。
入所した日から毎日PCR検査が行われ、連続2回PCR検査陰性にならないと解放されない。ホテル代、PCR検査代は有料。
特にPCR検査は1回1万5千円+防護服などの代金がかかる。

退所時の請求が50万円くらいになるのがざららしい。おーーばかばかしい。
なお、なおっている筈なのにどうしてもPCR陰性にならず、ヶ月単位で退所できない人もいるらしい。

ホクオの脱線コーナー:ワシントンポストが取り上げた小池百合子

写真は、2020年5月13日付のワシントンポストより。
コロナ隔離で宿泊する客に宛てた小池都知事の「ご協力ありがとうございました」の手紙で、東京のホテルのベッドの上に置かれているそうだ。

この記事では、「安倍総理ののんきなコロナ対策を批判する小池百合子は、トランプを批判するニューヨーク州知事クオモみたいだ、日本にも、国のトップと地方のトップの似たような組み合わせがある。」と紹介されている。クオモがトランプより人気があるように、ハキハキした小池百合子の方がは優柔不断な安倍総理より人気があると書かれていた。
(参考 “Japan has its own Trump-vs.-Cuomo divide. And it’s just as tense.”

A さん
小池百合子は、いつもおしゃれなマスクしてて、あれ、欲しい〜って思います。
B さん
それにひきかえ、安倍総理は小学生の給食当番みたいなマスクしてますよね。

脱線ばなしから、ケゾえもん氏の話に戻る。

やぶへびになったPCR検査

どうも自分がコロナかもしれないと思った女性がいた。
不安でしょうがない。
PCR検査を受けた。
今、日本では簡単にPCR検査は受けられない。
受けたい受けたいと主張し受けられる場所を探して条件をクリアしてやっと受けられる。

その女性は不安だから受けた。そしたら陽性!
しかしその女性は隔離を受けなかった。隔離されると遠い場所にいるペットの世話をするものがいなくなる。
彼女は長距離バスに乗ってペットの元に走った。
後でばれてバスは消毒、乗ってた人は濃厚接触者とされ隔離。
その女性は責任を問われている。
PCR検査さえ受けなければこんなことにならなかったのに。

あー日本人、やりすぎた

(2020年5月5日、ケゾえもん談)

予定通り非常事態宣言が1ヶ月延長されてしまったので、がっかりしたんですが、望みは、安部首相が1ヶ月以内でも、状態が整ったら2週間後くらいに宣言解除もあり得るって言ったことです。

と言うかそのつもりなんじゃないかと思うんですよね。
そうでないと、解除の望みなんてことを言って、それがなければうらみばっかり買って損ですからね。
こんなこと言わないと思うんですよ。

すると不思議なのが、なぜ今すぐ解除しないか?
ってことですが・・・、

とにかく、致死率です。抗体検査が進めばどんどんはっきりするんですよ。抗体検査人数をa、検査を受けた中での陽性数をbとすると。

b÷a=国民の中で感染経験した人の割り合いc 

c×1憶2千万人=d
 
dはこれまで日本でコロナに感染した人数です。
死者数eはもうわかっている(510名 5月5日現在)ので致死率=e÷dで簡単なことです。

これから得られた致死率はかなり正確です。
aが充分大きければいいだけです。

今の段階で、少なくとも日本ではとんでもなく低くそうだとわかってきてます。おそらく0.3%以下。
季節性インフルエンザが0.1~2%なんで、インフルエンザより致死率低いかもしれない。
最初は致死率2%から10%なんて言ってたんですけどね。

とにかくこの致死率で非常事態宣言続けていたら、「おかしい」「おかしい」「おかしい」のつぶやきがだんだん大きくなるのは、首相もわかってる筈です。

それで、謎なのはなんで今解除じゃないかですが、仮説ですが、解除の理由が必要で信頼できる致死率の発表を待っている。それを根拠に宣言解除したいのではないですかね。
確かに今、解除だと名分が立たないもの。
ワイドショーの面々は噛みついてきますよ。
でもそれなら始めなければいいんですけどね。

でも私が首相だとしても、宣言するとこんなことになるなんて予想できなかったと思いますよ。
みんな言うこときかないで、うだうだうだとなっていくと思いますもの。
あー日本人やり過ぎた。言うこと聞き過ぎた。
 
昨日、東京練馬区のとんかつ屋の主人(54)がコロナによる経営苦を理由に油をかぶって焼身自殺しました。東京オリンピックの聖火ランナーに選ばれて楽しみにしていた人らしいです。

■ケゾえもん氏のその他のコラム:
「もしあなたが安倍首相だったら、コロナ対応どうしますか?」
【コロナ寄稿】スウェーデンを憂い、日本集団ヒステリーの団体責任を問う(ケゾえもん)


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