いままでPCR検査陽性者数を見てはいけない、これは検査数、検査場所、擬陽性、擬陰性の問題があるから統計データーとして極めて不適当だからと言い続けてきた。
だから私はひたすら死者数だけ見ている。
すると6月19日に日本全国の死者数に異変がおきた。
流行が終わり(感染率0.5%程度で流行だと定義するならだが)、日本ではここんとこ1日あたり数名の死者しか出ていなかったのに突然19日に17名の死者が出たのだ。おっと思い注視していたら、その日に突発的に死者が出ただけのようだ。
本日23日になって8名出たが、これも今のところ特別警戒する必要はなさそうだ。
それにしてもPCR検査陽性者数がちょっと20名30名になると大騒ぎして、東京アラートまで出るのに、死者数については無頓着過ぎないか?
それでついでにいろいろ調べたら、死者数について立派な表が作られているのを発見した。世界の地域別死者数グラフを見ていただきたい。
アジア(赤)はグラフの下を這うような数しか死者が出ていない。
ところがヨーロッパの多さはどうだ。北米の激しさはどうだ。
地域別の違いは明白だ。
さらに国別死者数のグラフを見よう。
注意して欲しいのは縦軸対数になってるから、日本が横ばいになったのは1000人のことろで、米国が横ばいになったのはその倍のところでなく10万人のところだということ。
しかし北半球は概ね横ばいと言って良いのではないだろうか?
南半球ブラジルはまだまだ上昇中。
米国は横ばいは横ばいだけれど、対数グラフにも関わらず上昇傾向がはっきりみえるから、まだまだ終息とは言えない。
ロシアは北半球にかかわらず、なぜかすごい上昇率だ。
中国のグラフはあるところから急にまったくきれいに水平になって長期間死者がゼロであると言っていて、まるで信用できない。
死者数についてはこれからも注視していくので、もし、日本の死者数に明らかな異常な増加傾向が出たらホクオアラートを発令しますので、気を付けておいてください。
2020年6月23日 ケゾえもん記
※文中グラフの出典:日本経済新聞 チャートで見る世界の感染状況新型コロナウイルス
■参考:【コロナ寄稿】厚生労働省のデータ分析、鍵を握るのは死亡者数(ケゾえもん)