コロナ対応をめぐって、政治に通じている人だけでなくこれまで政治にはあまり関心がなかった人も、安倍首相の政策に目を光らせ不満を募らせている。
では、もしあなたが日本の総理大臣だったらどうしますか?
ケゾえもん氏(東京在住)ならこうする。
私が、安部首相ならここまで支持率が下がってきたら、起死回生の方針転換するんだけどな。
「50歳以下の人は社会に出て経済活動をしてください。
人々の生きる糧である経済を止めてはいけません。
ある程度の危険はあるでしょう。
しかしそれは我々が許容しなければならない危険です。
50歳から70歳までの人は、自宅待機を勧めますが自己責任で経済活動に参加してください。
そして70歳以上の人にとってこの病気は大変危険と考えます。
政府は自宅待機を強く勧めますし、そのための強力な支援をいたします。
政府は集団免疫獲得を狙います。この期間は多少の危険を伴います。
慎重にしかし勇気を持って各自活動をしようではありませんか。
医療体制については政府はできる限りの支援を約束します。
世界はこの病気のために今たいへん苦しんでいます。この病気を恐れてはなりません。
我々は必ずこの病気を克服できると信じます。」
って言えばいいんだよ。
そりゃこう言ったら批判もかなりのものになると思うけど、今のままでじり貧の支持率で政権を追われるよりましだと思うけどね。
あー、強力な指導者が欲しい。
小池百合子は「ゴールデンウイーク中はステイ・ホーム、セーブ・ライフ」とか言ってキャッチフレーズを作り、自分の宣伝になるかどうかだけ考えて行動してるもんな。
だいたいステイ・ホームで何を目指しているのかが、はっきりしない。
感染の終息を目指すのか?
拡大曲線をなだらかにして医療崩壊を防ぐのか?
なだらかな集団免疫獲得を目指すのか?
現状維持させて特効薬の開発を待つのか?
どれなの?って言うか、そのビジョンがないだろと言いたい。
あーもう頭きた。俺は出かけてやる。
ケゾえもん首相の戦略は、あながち戯言とも言えないばかりか、数日前のカリフォルニアの医師たちのインタビュー(本ブログ記事)を聞くと、かなり的を得ていると思ってしまう。
小池百合子都知事への辛口コメントも、こういうのを見る限りごもっとも・・・。
(ゴールデンウィークは「いのちを守るステイホーム週間」)
ケゾえもん氏が求めるリーダー像
ケゾえもん氏が「強力な指導者像」として思い浮かべるのは、元英国首相のウィンストン・チャーチルだ。
映画「ウインストン・チャーチル」を見ればよい。
ナチスの力が強大でヨーロッパを席捲し、パリまで占領してこのままイギリスが戦争を続けても勝ち目がないと信じられていた時、英国首相チャーチルは、演説した。
「ヒトラーに頭を下げて、和平を乞い、イギリスが傀儡政権になってバッキンガムパレス、ウインザー城、国会議事堂にナチスの旗がはためくのを君たちは見たいか。
我々は戦う、我々は海岸線で戦う、丘で戦う、街で戦う、海で戦う。
そして、もし不幸にして━━そんなことはないと信じるが━━もし我々が敗れるようなことがあれば、海の向こうの我々のもうひとつの帝国がイギリス艦隊に守られながら軍を派遣し、ナチスと戦ってくれるだろう。」
そしてチェンバレンら和平派の意見を退け、世論を変えてみせたチャーチルを思い出してほしい。
(ケゾえもん氏の言)
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)
1940年、第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられた。度重なる失策から“政界一の嫌われ者”であったチャーチルは、政敵たちに追いつめられながら、ヨーロッパのみならず世界にとって究極の選択を迫られる。ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか・・・。
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 (字幕版)
■ケゾえもん氏のその他のコラム:
「コロナ閉鎖解除のタイミング:ニューヨークタイムズから小池百合子まで(マジメ度やや低)」
「【コロナ寄稿】スウェーデンを憂い、日本集団ヒステリーの団体責任を問う(ケゾえもん)」