【コロナ寄稿】ワクチン有効率について数式を使わずもう一度解説する(ケゾえもん)

ケゾえもんイメージキャラクター

「ワクチンの有効率について再度書く」

(文=ケゾえもん)
私は記事を書くと私のガールフレンドの意見を聞くのを楽しみにしている。
ところがこないだの記事(2021/1/21 スウェーデンワクチン死16人+ケゾえもん)は読んでいないという。なんとならば数式みたいのが書いてあったので最初からつまらないと思ってしまったからだと言う。なんということ・・

しかし、この記事いろいろ、いいとこ突いてると自分では思っているので少しテコ入れ記事を書かせてもらう。読んでもらわないとしょうがないので今回はいっさい数式を使わない。

ワクチンの有効率と言ってしばしば、ニュースやニュースショー、ワイドショーで解説がされてきたけれど、いまいちピンとこなかった。
たぶん解説する方も良くわかっていないからそうなると思う。
それで私は本気になり、いつくかのワクチン有効率の記事を読んでなるほどそういうことかという結論に達したのでそれを数式化して発表したわけだ。
同じことの繰り返しになるかもしれないが、今回は数式を使わず説明する。

製薬会社がワクチンの有効性を確かめる試験をするとき、ある一定のボランティアが参加するわけですよ。そのボランティアの数を仮に2000人とする。その2000人を1000人づつ2群に分けて1000人には偽ワクチン、1000人には本当のワクチンを注射して比べる。
偽ワクチンの群れから100人感染者が出て、本当のワクチンの群れから5人の感染者が出た場合、以下の結論になる。

1.ワクチンを注射しなかったら100人がコロナになった。

2.ワクチンを注射したら5人がコロナになった。従ってワクチンは95人がコロナになるのをふせいだと言えるのではないか?

3.100人のうちの95人は95%であり。これをワクチン有効率と定義しよう。

上記の1.2.3.で言ってることはわかるでしょ?製薬会社はこういう理屈を言っているわけだ。でもなんか釈然としないんだよな。
だってこの定義で言えば、たとえばボランティアが2万人参加のときで、1群から100人、2群から5人コロナ患者が出たとしたら同じ有効率95%になるわけだ。この場合、ワクチン接種したにも関わらず1万人の中から5人コロナ患者が出たわけだけれども、それと1000人の中から5人コロナ患者が出た場合と同じ評価になるというのは、わたし釈然としないんだよなぁ。

だから有効率95%ですと製薬会社が高らかに宣伝し、アメリカのドクターファウチが「95%と言うのは思っていたより随分良いワクチンができたものだ」という意味のことを言ったりすると騙されないぞ、騙されないぞと警戒心を持ってしまうのですが、そういう人は私だけでしょうか?

さらに、私の前回の記事で言ったことで特に心にとめて欲しいことは、製薬会社は有効性の試験をするときその指標に「感染者」を使わず「発症者」を使っているという事実。
なんで発症者を使うの?感染者なら定義は簡単、「ウイルスに感染したもの」だから。しかし発症者だと、咳をすると発症者か?喉の粘膜に炎症を起こすと発症者か?熱が出ると発症者か?それは体温何度だ?肺に影ができると発症者か?と定義が絶対より難しくなるのだ。それにもかかわらず製薬会社は指標に発症者を選んでいる。その事実をお考えいただきたい。

つまり、ある一群からコロナ感染者を見つけるにはPCR検査しかない。
しかしその目的のためにPCR検査を使うことは不適当と製薬会社が考えているということだ。なぜそう考えているか?
それは私の記事「なぜ疫学調査にPCR検査が不適切なのか」をお読みいただければわかると申し上げている。

さて、私のガールフレンドは今回の記事なら読んでくれるでしょうか。

(2021/1/23 ケゾえもん記)




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