【コロナ寄稿】”変異ウィルス”に漂う欺瞞のニオイ(ケゾえもん)

ケゾえもんイメージキャラクター

「恐ろしい変異ウイルスについて」

(文=ケゾえもん)

今、さかんに言われている(恐ろしい)変異ウイルスについてちょっと言いたい。すでに私の記事「英首相の危険かもしれない発言」(2020/12/21)で言ったように、私はこの変異ウイルスについてのほとんどの報道がデマだと思っている。

これと似たことがあった。そう「コロナは無症状が多いと言っても、感染者の8割が無症状で、残りの2割は重症化する」ってデマだ。これが実に悪質なデマで、昨年秋ごろまで、しつこくしつこく常識の様にこの情報を伝える報道が絶えなかった。考えたらわかる。感染者の2割が本当に重症化するなら、地獄だ。それも感染者というのはごろごろいるPCR検査陽性者だというのだから余計だ。

この変異ウイルスについても同じ欺瞞の臭いがする。

ところで、ここで言葉の定義。
コロナ関連でテレビ局にコメントや出演を依頼される、専門家と称する人たちを「コロナ評論家」と呼ぶことにします。岡田晴恵を筆頭に寺島毅、勝田吉彰、松本哲哉なんかがいます。

1月11日のフジテレビとくダネ!にコロナ評論家の一人、二木芳人昭和大学医学部客員教授が出演し、変異ウイルスについてコメントしていた。

二木はコロナ評論家としてたくさん出演してるから、彼の語法は良くわかってるんだけど

「なになにがわかってきている」
「なになにという話がある」
「なになにという報告がある」

と言って、その後はその「なになに」が既知の事実であるかのように話してしまう。これが得意。

1月11日放送フジテレビ「とくダネ!」より

<以下、二木の発言>

すでにイギリス、南アフリカででてきているものは感染力が従来のものより強いということがだいたいわかってきてるわけです。

違う変異もありましてね。こちらの方は何かと言うとですね。

従来のウイルスに感染した後できる抗体がありますね?
そういうようなものから逃避する、というか、そういうようなものを避けるために出てきた変化、というようなものがあるという話があります。ですから一回かかった人もまたこの変異したウイルスに二度目にかかる可能性があるんじゃないかといういうようなことですね。これは実験的な段階で、まだ確か1例だけブラジルで報告があると思うんですけど、2回かかっちゃったと、そういうようなところに影響が出るということであればこれは影響が大きいですよね。

<以上、二木の発言>

先ずさ、変異ウイルスと従来のウイルスと対比して発言してるけど、従来のウイルスの定義は何さ?
コロナウイルスはどんどん変化している。
RNAというものがコピーミスが多いせいでそうなるんだけど、コロナの変異ついては論文もたくさん出ていて、そのデーターベースもある。
コロナがどんどん変異してきたというのは既知の事実と言って良い。
では従来のウイルスってどのウイルスを言ってるんですか?ってこと。

しかもそれを言えば、もともとコロナは変異してるんだからこれまでの変異と今回問題だと言われている変異とどう特別な違いがあるんですか?ってこと。

次にイギリス変異ウイルスは、従来のものより感染力が強いと報道されているけれどコロナって無症状の人がたくさんの人にうつす筈ですよね?
しかも、ここらへんが曖昧にされているところなんだけどたとえばイギリスでは現在、<変異ウイルス>と<従来ウイルス>が混在してるみたいなんですよね?そういう状態で、どうやって<変異ウイルス>が感染力が強いとわかるのですか?
どういう統計を取ったらそれがわかるのですか?
しかもものすごく早い段階でこの<変異ウイルス>の感染力は<従来ウイルス>より70%感染力が強い可能性があると有効数字二けたで報道された。

もうデマの臭いぷんぷんとする。みんな変異ウイルスの話なんか信じちゃだめだよ。

しかも二木は、さらりと<変異ウイルス>は従来の免疫がきかなくなる変異をしているという意味のことを堂々としゃべった。
これもデマ以外のなにものでもない。

そうでなくても、みんなコロナ評論家の言うことなんか信じてはだめ。
しかしこの種のデマは困りもので、件(くだん)の8割軽症、2割重症のデマも、ほとんどのコロナ評論家が言わなくなるまで、どれだけの期間が必要だったか思い出して欲しい。さすがに今は誰も言わなくなったよね。

さっきテレビ見てたら42万人死ぬぞおじさんの西浦博が出ていて、<変異ウイルス>の感染力が強い場合、従来の予防法がまったく効かなくなるおそれがあると、深刻な顔で話していた。
しばらく顔を見なかったと思ったらね。もうお前は公衆の面前に出てこなくてよろしい。

1月12日放送NHKクローズアップ現代より


(2021年1月12日、ケゾえもん記)




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