医療機関でやってもらうより安上がりなのでセルフ血液検査をやってみた。初回でマニュアル通りに真面目に準備して臨んだら出血過多、そこで2回目は何も準備せずにやってみたら出血不足、と結構難しかった。セルフ血液検査をする人と、血の巡りをよくしたい人のための参考情報。(1,300文字)
血液検査セルフキット
マニュアルに書いてあった、血を採取する前の準備は以下。
1. お湯の中に最低15-30秒間、手を入れて温める。
2. なるべく腕をまっすぐにしたまま、5-10回、腕を肩から大きくぐるぐる回す。
1回目:出血過多
これをやってから付属の針(写真の右。二つ目は予備。)で指に穴を開けたところ、かなりの痛みとともに血がピューっと吹き出し、ボトボト垂れて止まらずそこら中が血だらけに。付属の化粧用コットン1枚ではとても足りない大量の血が出て驚いた。
2回目:出血不足
1回目の経験で、準備運動をしたのが失敗だったと思ったホクオは、2回目は、何もしないで針を刺してみた。すると今度は、全然痛くない。そして、穴は開いても血が出ないのだった。針の先でつついたような小さな赤い点はあったので、ぎゅうぎゅう絞り出そうとしても、少し出てもすぐ止まり、なかなか必要量を採取できなかった。コットンも絆創膏も必要もなかった。
自分の同じ手の指で、血の巡りが良いときと悪い時の違いにこんなに差があるのを知った。入浴文化のないヨーロッパで、ほとんど浴槽につかることもないが、お風呂で身体を温めることの大切さも感じた次第。
スウェーデン在住者にはお勧めしないセルフ血液検査
Cerascreen社の血液セルフ検査は、簡単だし詳しい結果レポートは申し分なかったが、時間的に完全NGだった。
スウェーデンのCerascreen社で注文した(本格的な検査ができるのはここだけ。)のに、待てど暮らせどキットが届かないと思ったら9日もかかってドイツから送られてきた。
受け取った当日、すぐに採血してドイツのラボに送り返したが、これまた待てど暮らせど結果が出ず、送付後17日も経って忘れた頃にやっと出た。──3つの検査のうちのふたつは。それだけ待たされて残りのひとつは、「検査不能だったので、もう一回キットを送ります」。。。上で2回目の体験談を報告したのはそのため。
すぐに知りたいことがあって3種類のテストを注文したのが2月1日で、2種類の結果が出たのが2月25日。3月7日現在、3種類目はまだ結果もわからない。
それにひきかえ医療機関での血液検査のスムーズだったこと!
スウェーデンで手軽に便利に血液検査
スウェーデンで血液検査するならWerlab。
1. インターネットで検査を選んで支払う。
2. 自分の都合のよい時に自分の好きな検査場へ行く。検査場はストックホルムだけでこんなにあるので、きっと近所にもある。青は予約が必要だが、赤はドロップイン。
3. 検査結果(詳しいレポート)は当日、驚くべき速さで出るものもあったし、当日出ない種類のものは翌日出た。