【コロナ寄稿】ガセネタが多い中、デルタ株についてわたしが把握していること(ケゾえもん)

ケゾえもん
ホクオ、日本は今、たいへんなことになってますよ。
コロナになると自宅押し込めで、重症化しないと入院できないってことにしちゃったんです。
コロナ以外の普通の病気なら病院で診てもらえないわけではないけど、極めてやり難くなってしまって、今、病気になれない雰囲気です。
ホクオ
ちょうど去年の今ごろも、ケゾえもんが日本は大変なことになってきたって言ってましたよ。丸1年経っても騒動がおさまっておらず、またこのセリフを聞くなんて・・・!
ケゾえもんイメージキャラクター

「デルタ株とは」

(2021年8月25日、文=ケゾえもん)

デルタ株についてはようやく科学的な情報が出てきた。これまでテレビのコメンテーターたちが言うことは適当でとても信用できなかった。感染力が1.5倍から2倍だ、感染するスピードも2倍だ、重症化する力も2倍だ、いままでより発症率も著しく高い、若い人でも簡単にかかるようになった、子供すら発症する、ワクチンが効かなくなる恐れがあると、ワクチン打ったのにデルタで死んだ、まあーー感染力から発想してペーパー(論文)もないのに思い浮かべただけのあることないことをぺらぺらしゃべったりNHKがいいかげんな特集番組を作ったりしたので、私はすべてがガセだと言い続けたはずだ。

私は世界で初めてデルタ株について言及したボリス・ジョンソンイギリス首相に対して記者会見でガセを話したと、ことあるごとに批判したけれど、今調べると首相は

『「首相によると、先にイングランドで発見された新型ウイルスの変異種が、実効再生産数「R」を0.4ポイント以上押し上げる可能性がある。

また、「不透明な部分が非常に多い」としながらも、変異種は従来種よりも感染の可能性が最大70%高いと説明した。』

と、今得られる情報で考えると間違ってはいないことを言ったに過ぎない。英国首相および英国民に対してここに陳謝する。間違っていたのはこの首相の記者会見を受けて上記のようなあることないことを言い続けたマスコミである。

では今わかっているデルタ株とはどういうものか整理しよう。しかし以下についても私が報道で知った中で比較的信用ができると考えた情報に過ぎない。(このコロナは本当にガセが多くて科学として語るのが難しい)

1.デルタ株とはコロナのスパイクたんぱく質の452番目のアミノ酸が、ロイシン(L)からアルギニン(R)に置き換わったコロナである。このスパイクたんぱくの変異により感染力、抗体からのがれる能力などが変化したものと考えられる。

2.感染後最初に検出された時点のウイルス量が、従来株に比べ、1,200倍。(感染力が1200倍ではない)

3.感染力が感染力が強いとされる水ぼうそう並み。

4.発症率、重症化率、死亡率、若い人の発症などについては諸説あるが、極めて大きい変化はないと考えられる。極めて大きい変化は感染力だ。

5.デルタ株へのワクチンの効果があるかないかだが、当然ある。特に重症化率、死亡率低減には顕著に効果があることは明らか。感染率へのワクチン効果はデルタ株の感染力が強いため感染者が増加してしまい、ワクチン無効という説もあるが、おそらく感染率低下にもワクチンは貢献している。

以上の様なことになると思う。ではこの非常に強い感染力で大変なことになるかと言うとそうでもない。ワクチンがあるからだ。感染者は増えているが、重症者の増えはそうではない。過去の重症者数がピークになったのが5月14日ごろ。これは今年の正月ごろから始まった第4波と呼ばれる流行のピークだ。(このピークがどの型のコロナで作られたかはさだかでない)現在感染者数はそのころの4倍以上になっているのに重症者数は5月14日のピークに追いついたくらいだ。これは明らかにワクチン効果による。感染者数がどんどん増えているからこれからも重症者数は増加傾向になるだろうが、ワクチン接種率の増加によりこれを止めることができるだろう。米国のデーターになるが(ニューズウィーク)今現在米国でコロナでICUに入っている人の99%がワクチン未接種者だという。

ところでコロナ始まってから人類はマスクをしだした。マスクのウイルス予防効果は抜群のものがある。これに困ったコロナウイルスがマスク突破のために進化したのがデルタ株ではないだろうか?(これ私の妄想)

これまで自分自身はコロナにかからない妙な自信みたいなものがあった。

1.これまでに私はコロナに感染している。従って私はすでに免疫を持っている。

2.コロナに感染しても発症する率は低い。私は発症しないグループに入る。

3.もし発症しても私は軽症で重症化はしない。

だから私は大丈夫。そう言うと当社の社員は「何の根拠があってそんなことを言うんですか?」と聞く。ちなみに彼女はまったく興味がなくてケゾえもんは読んでいない。読んでいないのでこいつに説明してやって言い負かそうとするがこれが言い負かせない。私の言ってることの根拠はまったくないのだ。

私は注意しているのでコロナ前からあまり風邪をひかない人だった。しかしそういう私でもまったく風邪をひかないというわけではないのだ。そう認めよう、私はこの感染力が非常に強くなったコロナにマスクをしているとは言え、飲食店では外すので「コロナになる」可能性は充分ある。もはやその確率は去年の比ではない。そしてコロナの発症率は世の常識より非常に低いが(と私は思っているのだが)もちろんゼロではない。今、日本は変なことになっている。コロナになると重症化しない限り病院で診てもらえないのだ。

自宅隔離されると保健所から派遣された医師が往診にきてくれるそうだ。しかし夜になると苦しくなるというおじいさんの例をテレビで見たが、医師はより程度のひどい人のためと言って酸素発生機を置いていってくれなかった。おじいさんのひとりでコロナ呼吸疾患に苦しむ孤独な戦いは続くのだ。

医師法第19条第1項「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」とする「応招義務」を放棄することに決めてしまった。こういうことはちゃんとするという日本と言う国家への信頼が台無しになった。なぜこんなことになってしまった?コロナそのものより国家への信頼が揺らいでしまったことの方が重大な問題である。どうしてだ?日本はこういうことはちゃんとできる筈でなかったのか?

次回は菅総理がすべきことを提言したい。パラリンピックが終わったタイミングで尾身茂に強烈な喧嘩を仕掛けることだ。

(2021年8月25日、文=ケゾえもん)



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