【ケゾえもんオタク寄稿】138億年前に始まったばかりの宇宙に はやくも30億年前に生命が誕生したのは いかにもうまく行きすぎである。

ケゾえもんイメージキャラクター

「神は存在するか? その6」

(ケゾえもん 2023.5.23. 記)

もっとゆっくりじっくり語ろうと思ったけど、まあいいや、はしょって簡単に説明する。

太陽はわれわれの銀河系の中心から4パーセクのところで生まれた。ここは星の密度が濃くて超新星爆発が多発する場所。そんな場所で生まれた太陽なので元素表にあるあらゆる元素をリッチに含んでいた。その子供の地球もそうだった。これで生命誕生の材料は揃った。しかし銀河系中心部は頻発する超新星爆発のため危険な宇宙線が飛び交う場所で地球は生命を誕生させることはできなかった。

その後、重力が強力で抜け出せない筈の銀河系中心部を太陽は抜け出て現在中心部より8パーセクの安全な場所にいる。ことわっておくけれど太陽が4パーセクのところでできた時はすでに水星、金星、地球、火星、木星、土星などの衛星はすべてセットで揃っていたと思われる。太陽はこれらセットを連れて旅に出たのだ。

まあ、これが衛星ガイアが描き出した太陽誕生のストーリーだ。ここで年表を書いてみよう。数字は各種説がある場合はおさまりの良い数字の方を採用していることをお断りしておく。たとえば太陽の誕生は46億年前と有効数字二けたでの数字が良く言われるが、50億年ていどと言われることも多い。

138億年前<宇宙の誕生(ビッグバンおよびインフレーション)>
135億年前<銀河系の誕生>
50億年前<太陽の誕生>
30億年前<地球に最初の生命>

6億年前<生命が細菌から目に見える大きさになる>
2億5千万年前<恐竜現る>
5千万年前<恐竜絶滅>
1千万年前<猿人現る>
3万年前<ネアンデルタール絶滅>
1万年前<人類最初の文明>
80年前<核兵器発明>

1千万年後<太陽が宇宙線を遮断してくれていた星間バブルを抜ける>
1億年後<太陽が新たな渦状腕地帯に入る>
1億100万年後<近くで超新星爆発、地球全球凍結>
50億年後<太陽が赤色巨星化、その質量の半分を失う>
50億3千万年後<太陽が質量を失ったことで太陽系の惑星はつぎつぎ離脱>
200億年後<宇宙をさまよう地球は地下に生命を宿していたが放射性崩壊熱が枯渇。生命絶滅>
1兆年後<宇宙の加速膨張により銀河系を含む巨大合体銀河以外のものは見えなくなる>
10の34乗年後<陽子崩壊が進み宇宙から原子がなくなる>
10の100乗年後<すべてのブラックホールも蒸発完了>

こうして見るとまず言いたいのは宇宙がまだ始まったばかりだと言うこと。
そして始まったと思ったらすぐさま可及的速やかに生命が誕生したと言うこと。

ビッグバン及びインフレーションで作られたのは水素とヘリウムだけだった。
その他の原子はすべて、星の核融合および星の超新星爆発から作られた。
生命を誕生させるためには生命を作るに必要な40種類ほどの原子がリッチに存在する星を作る必要があった。銀河系は宇宙誕生直後に作られた。そこには星が1000億も存在しその中心部は密度が濃くて超新星爆発が確率高く起こった。

これって銀河系はいわば炉だよね。
生命誕生の材料を作る炉だ。その炉は宇宙誕生からすぐに用意されて85億年かけて各種原子をリッチにして行き、ついに50億年前に各種原子が充分リッチの太陽と地球が誕生した。誕生したら太陽と地球は炉の中心からすみやかに取り出されて充分中心から離れ、そのとたん30億年前に生命が誕生した。これなんにも時間を無駄にしていない。

うまく行き過ぎでしょ。このうまく行き過ぎを説明するのにマルチユニバースを持ち出せば済むのはわかる。もう数かぎりない宇宙があって中にはこういう宇宙があることは非常に非常にまれではあるがあり得るのだと。そう信じる人は信じればいいしそれを否定する力は私にはないけど、私はこれは脚本があるよねと思ってしまう。

同じ生命の存在を許す宇宙があったとして、こんなに宇宙ができてからすばやく生命ができる必然はないんだからね。たとえば1兆年後巨大合体銀河ができて、星も年齢を重ねて、超新星爆発も充分な数発生してそれを材料に新たな星が生まれて、宇宙に充分な40種類の原子がたまった時点で生命を作ってもいいのではない?と思ってしまう。ところが我々の場合、非常に都合の良い「炉」が用意されたのだ。

もうひとつ大きな謎は40種類の原子があればどうして生命ができることが保証されたのかということだ。

(続く)
ケゾえもん 記



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