「3回目登場、ケゾえもんグラフ」
(文=ケゾえもん)
ケゾえもんオリジナルグラフで見るコロナNow
先ずはグラフを見て欲しい。これで紹介するのは3回目だが2021年9月13日現在の<ケゾえもんグラフ>である。このグラフは今現在の日本のコロナ総感染者数および総重症者数を現したもので同じグラフは他に存在しない。総感染者数は推定値さえ出ていないからだ。
ここではっきりさせておく。総感染者数と新規感染者数はまるで違う。新規感染者数は要するにPCR検査して1日に陽性になった人数だ。総感染者数は今日本で何人がコロナに感染したいるかという数字だ。どうして総感染者数がわかるかって?それは私の過去記事を読んでくれ。
グラフを説明する。下の青いグラフが総感染者数だ。感染者はデルタ株の影響で増え始め8月26日に800万人に達しそこからワクチン効果によりドーンと下がりはじめ、現在350万人程度まで下がってきており10月はじめまでにたったの数万人程度にまで減少する筈だ。
上の赤いグラフは重症者の数である。感染者が増えれば重症者も確率の問題で増える。感染者が減れば重症者も減るが感染者の減りよりも、これは遅れて減り始める。8月26日から感染者が減り始めたので重症者の減るのを楽しみに待っていたのであるが、遂に9月7日より減り始めた。こうなりゃしめたもんだ。
日本の医療崩壊はコロナ災害ではなく人災
現在入院すべき人が入院できずにいることはご承知の通りだが、重症者に限れば日本全国のキャパは1700人だ。それが最高2158人まで重症者が増えてしまったのだから医療崩壊になるのは当たり前だ。ただしこの医療崩壊はどうしてもコロナベッドを増やそうとしない日本医師会による人災である。コロナ災害ではない。
本日2021年9月13日現在の重症者は1975人。あと275人重症者が減れば、取り合えず医療崩壊は解消される。一週間以内にそれは起こるだろう。
宮川絢子医師のまっとうな意見は日本では役に立たない
ホクオが宮川絢子医師の記事を抜粋転載していて、それは本当にまっとうな意見で日本がするべきことをアドバイスしているが、日本はするべきことをするつもりはなく、ジレンマに陥ってしまっているので、まっとうな意見はまったく役に立たない。
上記までに、7月以降何が起きてきて今現在どういう状態でこれからどうなるかくっきりはっきり描きだしたつもりだ。それでは今現在どうしてこんなことになってしまっているかについてもうちょっと話そう。
解除されない緊急事態宣言は、もはやその体をなしていない
緊急事態宣言だが、尾身茂がオリンピック中止だとごてて、それをなだめるため仕方なく、無観客とセットでオリンピックの直前に東京では発令された。それからずーーーっと解除できないでいる。正気の沙汰ではない。
緊急事態宣言なんてものは(もしどうしてもやるなら)集中して2週間ほどやって一気に世の中のウイルス量を減らす目的でするべきもので、だらだらだらだら続けるものではないし、本来続けられない筈だ。
それがどうして続けらるのか?そこら中の飲食店で酒は提供されている、人々は普通の暮らしをするために知恵を身につけ始め、ほぼ普通に暮らしている。リモートワークも立ち消えだ。各企業もコロナに順応した。
去年の4月の日本初の特措法による緊急事態宣言では伊勢丹は営業できなくなった筈だ。今は伊勢丹は普通に営業している。時々地下および1階部分に入場制限をかけることがある(これまったくのポーズ)くらいで普通に営業できている。伊勢丹こそ象徴的だ。
だらだら緊急事態宣言が続けられるのも、まったく緊急事態宣言のていをなしていないからだ。
ところが尾身茂の顔色をうかがう西村大臣は新規感染者数が500人を下回らないと解除はできないだろうなどと言っている。
こんな緊急事態宣言はただちに解除すべきだ。ワクチン効果で黙っていても重症者数はグラフの地べたまで下がる。
ワクチンを打たない人が一定数いるしワクチンを打っても感染する人も一定数いるし(もともとワクチンの有効率は95%程度ってデーターが出てた筈だ。ワクチン打って感染してなぜ騒ぐ?)新規感染者数が500人まで下がるのは難しい。非現実的な目標が設定されているのでわれわれは不要に長く苦しまなければならない。
(2021年9月13日 文=ケゾえもん)
※冒頭のアイキャッチ画像の出典はこちら。