(2023.3.5 ケゾえもん記)
昨日オペラの記事を書いたら、ホクオがオペラの名前のややこしい横文字が頭にインプットされていてすごいみたいなことを言うので記憶のおもしろさについて考えてみたい。
オペラファンにとってあれくらいの名前は余裕でおぼえられる。
フィオルディリージ、グリエルモ、ジークフリート、ブリュンヒルデ、パパゲーノ、ケルビーノ、フィガロ、アマルヴィーア、ロジーナ、ミミ、ロドルフォ、ローエングリン、エルザ、はたまたトゥーランドット姫とすらすら出て来るけどこれは特別記憶力が良いわけでなくその言葉が私の脳に吸着力があるからだと思う。
普通の人に以上を丸暗記しろと言ったらそれはかなりたいへんだろう。
しかしあなただって
キム・ノヴァク、グレース・ケリー、イングリッド・バーグマン、ヘップバーン
レーニン、ムッソリーニ、ヒットラー、チャーチル
ベートーベン、モーツァルト、ストラヴィンスキー
ヒッチコック、キューブリック、ジョン・スタージェス、ヴィスコンティ
ルイヴィトン、ボッテガヴェネタ、エルメス
ヘミングウェイ、サンテグジュペリ、シェイクスピア
と上記のどの行か、あるいは複数の行に強い人はたくさんいるだろうし、逆に上記の名前をすべて知らないとして丸暗記は相当大変だろう。
将棋のプロ棋士はものすごい数の盤面を記憶できるが、ランダムに並べられた将棋の駒の配置を完全に覚えるとしたら一般人と同じくらい苦労すると聞いた。
彼の脳に意味があるから覚えられるのだ。
記憶の話とは違うが、ある主婦がだんながゴルフ雑誌のゴルフのボールの写真だけたくさん写っている特集記事のページを見て20分もにやにやして見てられるのが意味がわからないとぼやいていたという話を聞いたことがあるが、彼の頭の中を何が駆け巡っていたのか私にはわかる気がする。
(2023.3.5 ケゾえもん記)