【コロナ寄稿】むやみに不安を煽り続けるワイドショーは第1期に学べよ(ケゾえもん)

ケゾえもん寄稿。

ケゾえもんイメージキャラクター

「1度目に学べよ」

ワイドショー見てると腹が立ってくる。
一度目はしょうがないよ。でもなんで二度目も同じことを繰り返すんだ。ばっかじゃないか!!?

一度目とはこの3月4月5月に発生し4月1日をピークに終息した、俗に第一波と呼ばれているコロナの流行である。

(政府専門家委員会が宣言解除後に行った会見で使った図)

二度目とはここ一週間ほど発生している、東京都の新宿、池袋の繁華街で検出されている1日100名を越えるPCR検査陽性者数のことを定義する。
私は別に二度目とは思わないが、便宜上二度目と呼ぼう。

一度目は大変なことがおこる、死人がたくさん出る、初動を間違えたもう遅いとワイドショーのコメンテーターたちは大騒ぎした。
しかしそれは間違っていた。間違っていたのだ。
抗体検査によれば感染率はなんと0.5%以下。
死者は1000人に達しない。PCR検査陽性者数だって2万人行かない。
そりゃ言葉の定義でなんとでもなるけれど、いったいこれ流行って呼べるのって状態だったわけだ。

42万人死ぬと口走るやつはいるし、医療崩壊するって人もいるし(別の形での崩壊は起ったが)、何万人も死ぬと青くなったノーベル賞受賞者もいた。
それはすべて間違っていたんじゃないのか?

そして一度目の時、みんな口をそろえてPCR検査数を増やせ増やせ。増やさないから大変なことになる。増やせばすべてうまく行く。ドイツはそれですごく助かってる。(ドイツは1万人死んでるのだ。ドイツに成り代わりたいのかと聞きたい。)
PCR検査で陽性者と陰性者わければうまくいく。(どうわけるか?その方法論さえ頭にないのだろうけど)という意見をばかみたいに唱えていた。

それが一度目だった。
ところがこの二度目でワイドショーのコメンテーターたちは驚いたことに、またまた同じことを始めた。
私はモーニングショーしか見ないのだけど玉川にいたっては抗体はすぐ消えることがある(出典は明らかにしていない)ので抗体検査なんて無効だ、意味ないと言う。
山口真由さんが(まともなこと言う人はさん付け)ニューヨークで20%、東京で0.1%というのはなんらかの意味があるのではと反論すると「それくらいの意味しかないということですよ」と強弁して見せる。
とにかく玉川は再びヒステリー状態に陥ってしまい、心配だ、絶望だ、政府のやり方(PCR検査が少ない)が悪いとわめき始めてしまっている。
最近再び登場した岡田晴恵ももう大変だと、心配を煽る発言ばかりをする。

ワイドショーでは現在実行再生産数が2程度になっているので1ヶ月後にPCR検査陽性者数が3000人程度になるとの、ある専門家の意見も紹介して煽る。実行再生産数がどう算出されるかと言うと各種データーから西浦教授が編み出した計算式に従って生み出されるだけのもので、非常に非常にあてにならない数字なのだ。もっと言えば本当の実行再生産数など神のみぞ知ることで、計算式で出したものは推定に過ぎない。
しかも神が知ってる実行再生産数は事態の推移と共に大きく変化する。それをその推定値に過ぎないものが1ヶ月そのままと仮定した3000人に何の意味があるのか。あほな数字を出して不安をあおるなと言いたい。

各コメンテーターたちも一度目で学んだことが皆無ではないみたいだ。
経済を回しながら対策もするという方向に意見を変えてはいる。
しかし心配だ、大変なことがおこるかもしれないと言うこと自体が経済を回している、お店屋さん、飲食店の商売の激しい妨害になっていることに気が付かないのか?

岡田晴恵は今回再登場してきて平気で対策しないと大変だ大変だと言っているが、あんた日本で一番、お店屋さん、飲食店の商売がうまく行かなくなっていることに「心が折れそう」なんでなかったの?まったく口先だけの人間なんだから。
なにが「私が一番心が折れそうなんだと思う」だよ。
あんた先頭に立って商売のじゃましてるじゃないか。

あーまったくコメンテーターたちの配慮のなさに腹が立つ。
私は東京アラートの発令の時も心配ないですよと言った。
(もちろんそれは意見に過ぎなかったが)
今回も東京都の死亡者数グラフをお見せして心配ないと言いたい。
東京都では6月25日以降コロナの死亡者は出ていない。

東洋経済オンライン新型コロナウイルス国内感染の状況

2020年7月8日、ケゾえもん記

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