天体ニュースは(も)チェックしていないので、ストックホルムでもオーロラが少し見えたという滅多にない話を後で知って、残念に思ったことが何度かあるが、昨夜(2017年8月8日)、夜空に現れた大きなオレンジ色の満月は、偶然、見ることができた。
いつものようにパソコンの前に座っていると、目の前にぽっかりと、見たことのない不思議な満月が現れた。同居人が、ブラッドムーン(Blood moon)だと言った時、すぐに皆既月食という言葉は思い出さず、「血の色をした月」という名にぴったりの、映画にでも出てきそうな、オドロオドロしい月だと思った。
上の写真はわたしが撮ったものではないが、写真通りのオレンジ色の満月だった。午後10時前なので、空はまだここまで真っ暗ではなかったが。
白夜の北欧では、夏に夜空や星を見ることがないので、月を見るだけでも夏の終わりを感じさせられる。
2日前の午後8時半、同じ場所に座っていて虹を見た時の空の明るさは、こうだった。
(2017年8月6日撮影)
スウェーデンでは、来週8月16日から新年度が始まる。
休暇に出かけていた人たちも、そろそろ戻ってきている時期で、夏の間は、静かだったストックホルムの街も活気を取り戻しつつある。
あの夏至祭ポールは、今ではこうなっている。
(2017年8月7日、Tullgarn Palaceで撮影)