スウェーデンでは、今や当たり前に見かけるユニセックストイレや更衣室。息子の習い事が終わるのを待っている間の暇つぶしに更衣室のドアの写真を撮ってきた。これで思い出すトランスジェンダーの話題もついでに・・・。
ユニセックス用の更衣室
2021年2月、大人から子供を対象とするストックホルムの大規模なロッククライミングセンターで、マスクを着用している人は誰もいなかった。
広々とした更衣室はみっつ、これが男性用で、
女性用があって、
男性用にも女性用にも入りたくない人のためのユニセックス用がある。
たとえば、女性に性転換した生物的には男性として生まれてきたトランスジェンダーは、女性用に入るかこのユニセックス用に入るか自身で選択すればよい。
このようなトイレや更衣室があることはともかくとして、それはちょっとどうなのかと思うことのひとつが次の話。
トランスジェンダーのアスリートたちが、女子スポーツ界で優勝する
男性として生まれてきたことに違和感を感じて、性転換手術を受けて女性になった人たちがスポーツの世界で活躍している話をよく耳にする。
たとえば写真のファローン・フォックス(Fallon Fox)は、名の知られたトランスジェンダーの格闘家。
彼女は、アメリカの総合格闘技団体のUFC (Ultimate Fighting Championship)では出場を許可されなかったが、ボクシングなどの要素の入った総合格闘技のMMA (Mixed Martial Arts)の方では出場を認められ活躍している。
以下はファローン・フォックスとの試合中に、頭蓋骨骨折の大怪我を負った選手が一命を取り留めてのちに語った言葉。
それまでに数多くの試合に出場してきましたが、あの日ほど相手との圧倒的な力の差を感じたことはありません。わたしは医師ではないので、それは彼女が男性として生まれてきたからだと断言することはできません。しかし、女子として相当な肉体的強さを持つ私が、あの試合では、まったく勝ち目がないと感じました。他の仕事や領域で勝負するのは厭いませんが、格闘技となるとこういう相手との勝負は不公平だと思えます。
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