Carl Malmstenの椅子

Carl_Malmsten_Farmor_Photo

Carl_Malmsten_Konsert_Photo

オフィス「こころの森」の小さな空間で、いちばん大切な役割を担う椅子には、カール・マルムステンを選びました。ピンクの「ファルムル」(Farmor、スウェーデン語で”おばあちゃん”の意味)2脚と、濃いピンクの「コンサート」(Konsert)1脚。新品では、とても手の出ないシロモノをすべてオークションサイトで購入したので、色は選べませんでした。(笑)

カール・マルムステン

(Carl Malmsten, 1888 – 1972)

 「スウェーデン家具の父」と呼ばれる家具デザイナー。28歳のときに、ストックホルム市庁舎の椅子コンテストで優勝し、一躍有名になり、その後、コンサートホールやお城の椅子などを手掛ける。のちに家具デザイナーを養成する学校を創立し、デザイナーとしてだけではなく、教育者としても活躍。彼の創設したふたつの学校(オロフスコーランOlofsskolanと、カペラゴーデンCapellagarden)からは、世界的に有名な家具デザイナーが数多く輩出されている。

stadhusstolen_photo
1916年のコンテストで優勝した、伝説のStadhusstolen(市庁舎の椅子)。

スウェーデンの伝統と歴史の重みを感じさせながら、今もなお「現代的」であると語り継がれる。ノーベル賞授賞式でおなじみのストックホルム市庁舎見学時には、お見逃しなく!

キノコの季節次のページ

関連記事

  1. スウェーデン、ストックホルム

    Carl Larsson

    カール・ラーション, 1853-1919 (享年65 歳)※以…

  2. スウェーデン、ストックホルム

    2019年ノーベル晩餐会メニュー(写真と和訳つき)

    2019年12月10日、ノーベル賞授賞式後に吉野彰氏が和服姿の夫人と…

  3. 文化、音楽、本

    リンドグレーン作品一覧

    リンドグレーンの邦訳出版本とスウェーデン語原書の、対応リストを作ってみ…

  4. スウェーデン、ストックホルム

    スウェーデン2017年のヒット曲、I can’t go on

    スウェーデンで毎年行われるメロディフェスティバル(Melodifest…

  1. 文化、音楽、本

    「フィンランドの教育はなぜ世界一なのか」
  2. 文化、音楽、本

    Hilma av Klintの展示会
  3. コロナ

    【コロナ寄稿】非常事態宣言解除、岡田晴恵の薄ら笑いが許せない:商売をしている人の…
  4. コロナ

    あてにならないPCR検査の実例報告(スイス)/スイスとスウェーデン
  5. ケゾえもん

    【寄稿】ジャマイカの金メダリスト秘話:尾身茂に邪魔されなくてよかったオリンピック…
PAGE TOP