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日本からの便り
今だからこそ日本のことを客観的に見れるようにもなったが、ホクオがもし日本にずっと住んでいたら、何も考えずただ周りの空気に合わせて従うだけで、とてもこの二人のような視点を持てていなかったのではないかと思う。
まず、スウェーデンが諸外国から相当たたかれていた頃の2020年6月21日付のものから。
私はスウェーデンは壮大な実験をしていると思います。
2020年6月21日、70歳男性より
日本はすぐ抗菌、除菌と大騒ぎし、コマーシャルも溢れていますがそれは危険なことだと思っています。
そもそも無菌ということは「危険」と思うのです。
むしろ、問題の本質をあいまいにして日本国民が優秀だという日本の為政者、またそれに追従する人こそ罪が重いと思っています。
ですから、ひそかにスウェーデン頑張れと思っています。
そしてこちらは、一昨日、もらったばかりのもの。
今朝のニュースに見たら、日本政府は英製薬大手アストラゼネカからコロナワクチンを1億2000万回分買うことにしたようだね。既に米製薬大手ファイザーから6000万人分のワクチンも買うことに決まってるし、もうここまできたら、コロナは大したことないとは言えないんじゃないかな。
2020年8月8日、40代女性より
マスクを取って堂々と表を歩ける日は来ないんじゃないかと鬱々とした気持ちになる。
アディダスが販売したスポーツ用マスクが飛ぶように売れているようだし、もはやスポーツシーンでもマスク常識になってしまった。
スポーツするときも自転車乗るときも必ずマスク。
「マスクもう慣れたし、特に違和感ないよねー。」なんて言ってる人もいる。
このマスク奴隷状態でOKって、それって感覚が麻痺してるんじゃないかと思う。
顔を隠すと守られている感がするとか、プライバシーが保てるとか、人との心理的距離が保てるとかで、以前からマスクが病的に手放せない人がいるというのもTVで話題にされていたことだけど、私もマスクは相当に精神に影響するように思う。
スウェーデンが素晴らしいと言いたいわけではない。
すでにどこかで書いたと思うが、ホクオは、自分の住んでいるスウェーデンが素晴らしい国だと言いたいわけではない。今回のコロナで世界中に知られることとなった医療や福祉システムの欠陥だけでなく、コロナに関係のない政治にしろ治安にしろ教育にしろ問題が山積みで、将来には不安を覚えているぐらいだ。ただコロナ対策に限っては、前ページでイギリスの記事から引用したカップルと同じように感じている。
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