海外在住者のコロナ帰国、赤紙もらって自主隔離の実際:唾液検査、ハイヤー、民泊などなど

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2020年11月2日加筆、全3ページ6,700文字。

日本国籍を持っていればコロナ中でも日本に入国できるが、1)空港から公共の交通機関を利用できず、2)14日間の自主隔離※をしなくてはいけない。「穴だらけの水際政策」とも言われ名目にすぎないルールなのかと思っていたら、きちんと守っている最中の知り合いがいた。
(”隔離”用語については後述。)

コロナ制限の少ないスウェーデンでマスクも見かけず暮らしているホクオは、コロナ制限の多い日本にはよほどの理由がない限り帰りたいと思わないので今まで調べたことはなかったが、詳しい情報をいただいたので掲載しておく。書いているうちに次々と情報が入って長文記事になった。

唾液検査の詳細、空港からの交通手段、スウェーデンから日本への経由地でおなじみのフィンランドのヘルシンキ空港情報、11月30日まで限定のヨーロッパ在住者向け買い物代行サービス情報もあり。

スイス→日本に一時帰国中レポート

スイスライフ
ホクオ、お元気? 私は、今、スイスから日本に来ていますが、里帰りの前に、決められた14日間を過ごすために羽田空港近くの民泊に滞在中です。さっきニュースでスウェーデンのコロナ状況ニュースが流れてホクオを思い出しました。
ホクオ
えっ、ほんとに”自主隔離”してるんですか?
スイスライフ
日本入国時にこの通りNegative印籠もいただきましたwww

Negative印籠は「赤紙」に朱書きで
★公共交通機関の使用は不可です。
★指定場所から14日間外出せず人との接触を可能な限り控えてください。
とある。

以下、スイスライフさんからの詳細レポートをホクオがまとめた。ちなみにスイスライフさんの場合は、目的地である地方の実家には高齢の親がいるため、実家ではなく民泊でこの14日間を過ごす選択をした。

●「外出せず」とはあるが、空港の担当者にも「人との接触を避ければ」軽い散歩や買い物に行ってもよいと言われたことをYoutubeで公開している人がいて、完全に閉じこもれという指示はされていない。

●ホテルで過ごしている人が、部屋の掃除の時間に食材の買い出しと散歩も兼ねて外出している例がYouTubeに多数あがっている。

夏の帰国は八方塞がりで断念した

スイス在住のスイスライフさんはもともと3月に帰省予定だった。
 ↓
スイスがロックダウンになり、飛行機の運休でキャンセル。
 ↓
変更した5月上旬も運休でキャンセル。
 ↓
いったん航空券の返金手続きをし、様子見。

●6月-8月頃は、帰国できないことはなかったものの、公共交通機関が使えないとなると地方へ帰省するスイスライフさんは空港近くのホテルで14日間滞在するしかなく、空港近くのホテルで2週間滞在は金銭的に難しい。低料金の民泊は、受け入れ不可のところが多かった。

●空港から実家までのハイヤー料金を調べたところ10万から29万円。
家族に迎えを打診したが、勤め人のためリスクは負えないとやんわり断られる。(のちのち何かあれば”濃厚接触者”になるので、十分理解できる反応。)

タクシーは不特定多数が利用するので公共交通機関扱いである一方、ハイヤーは完全予約で目的地まで確実に連れて行かれるので公共交通手段に該当しない。

9月ごろから一時帰国が現実的に

そうこうしているうちに、9月頃からだったか、それまで不可(民泊側で受け入れ拒否が多かったし、その情報も出てこなかった)だった民泊利用もできそうだという事がわかってきたので今の滞在先を見つけ、一時帰国を決めました。

今ではこの民泊、「帰国者OK」って大々的にアピールもしています。

「指定感染症」の重み

現時点では新型コロナは「指定感染症」なので入国時の抗原検査費、羽田や成田の周回バス費用、さらに陽性だった場合の入院費用は全て日本が負担してくれるので無料です。

参考までに、もうすぐ(11月2日)成田空港に設置される国内初の「PCRセンター」では自己負担額は39,800円から。

スイスではPCR検査の自己負担額100CHF-200CHF(日本円で約12,000〜24,000円)。
※保険でカバーしようという動きもあるが、必要最低限の保険加入者は恩恵に預かれない。

日本では「指定感染症」がゆえに、スイスライフさんの入国時の抗原検査や周回バスは無料。当日、スイスライフさんが乗った大型観光バス仕様の周回バスの乗客は1人!だった。

スイスライフ
日本に住んでいない、つまり日本で税金を払っていない私にしてみれば、それは日本の納税者が納めた税金を使わせていただいたのだから、ありがたいことです。

人によって捉え方が違う

ホクオ
実際には誰もチェックしないから公共機関も使えるし、”自主隔離”もしなくていいとも聞きましたよ。

こっそり公共交通機関を使って帰宅はできない事はないけど、そう人たちには「指定感染症」という事を知っているのと知らないのとでは心境に変化が出ませんかと問いたいです。

私もしれっとそのまま飛行機に乗って(もしくは、バスや汽車で)こそっと帰ろうかと何度も自問自答しましたが、根がど真面目な私は(爆)やはりそれはできかねました。

スイスでは10日間の自己隔離ルールはあっても、空港から公共交通機関を使っての帰宅は問題ないです。

日本では感染法という法律が出されている以上従わない場合は法律違反になります。法的拘束力は無くても罰則対象にはなりますよ。私も公共交通機関がダメなのはどうなのかとも思うけど、他人に感染させない(陰性入国しても数日後に発症の可能性はあるかも?)ためで念のための現時点での処置だから仕方ないと思っています。

リスクグループに入る友人が私が今いる民泊のすぐ近所に住んでいて、その友人から差し入れに行くとか、ごはんをいっしょに食べようとかお誘いを受けるのですが、いくら何でもそれはできないから「私がなんでここにいるのか忘れてるでしょ。人と会っちゃダメなんだよね。」と言ったところ「忘れるよ! 陰性なのになんで!?」とこぼしてました。

スイスライフさんよりの私信(2020/10/25)

自主隔離中は監視されるのか?

空港では電話やメールで確認連絡があると説明されたが、スイスライフさんが日本に入国して1週間、今のところ一度も連絡はないそうだ。

同時期にスウェーデンから日本に帰国して、3日後に健康状態チェックのための電話がかかってきた人はいるが、朝晩2回検温するよう指示はされたが、体温計がないと言っても咎められることもなかったらしい。

スイスライフ
毎朝、真面目に検温しているのに連絡をもらえず寂しいです。(笑)

【2020年10月31日追記】
10月28日、帰省先の管轄保健所からスイスライフさんに「帰国者の健康フォローアップについて」というメールが来たとのこと。

10月15日にスウェーデンから日本に入国し、2週間、一度も連絡が来なかったという報告もあり。

根がど真面目で毎日の検温も欠かしていないスイスライフさんはこの人。

スイスライフさんのインスタグラムはこちら

買い物代行サービス(11月30日まで)

ヨーロッパ在住の日本人に朗報! スイスライフさんが日本に帰国している間に、日本でしか買えないマスク等々の買い物を代行して国際郵便で送ってくれる。

 

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