ワクチンによる死者数(スウェーデン)
スウェーデンメディカルレポートエージェンシー(läkemedelsverket)の報告によると、コロナワクチン接種が原因で死亡したとみられるケースがこれまでに16人確認されている。そのうちのひとりは56歳の医師でファイザー社のワクチンを接種した。(ノルウェーの同等機関であるNorska läkemedelsverketの報告では、ノルウェーでは23人の死亡者数が発表されている。)スウェーデン保険当局が発表している2021年1月17日までのスウェーデンにおけるコロナワクチン接種者数は約147,000名である。
「コロナワクチンの有効率」
(文=ケゾえもん)
ファイザーのワクチンの有効率が95%なのだそうである。ところがこれは例えば100人にワクチンを接種させたらそのうちの95人が感染しなくなるということを示しているわけではないと言う。
こういうの言葉で説明されると余計わからなくなるので(私もわからなくなった)数式にするとわかる筈なのでちょっと数式をいじってみる。
先ずワクチンの有効率を求めるために二重盲検試験がなされる。
全部変数にするとわかり難くなるので具体的に1000人づつを対象に二重盲検がされたと考えよう。
註:二重盲検とは一群に本当のワクチン、また別の一群には偽のワクチンを接種させ比べること。
ここから変数を導入する。
ワクチンの偽薬を接種された人が1000人いてその中でコロナを発症した人がa人いたとする。
そして本物のワクチンを接種された人が1000人いてその中でコロナを発症した人がb人いたとしよう。
すると a:b=1:x で x=b/a となる。
そこで1-x=有効率となる。
これが有効率の定義らしいからこうだと受け入れるしかない。受け入れてください。
これに数字を当てはめてみる。
1000人に偽ワクチン接種でそのうち100人がコロナになったとする。
別の1000人に本物ワクチン接種で5人がコロナになったとする。
すると 100:5=1:x
x=5/100=0.05
1-0.05=0.95で はいこの場合の有効率は95%でしたとなる。
つまり全体の数(この場合1000人)はファクターに入ってこない。
つまり1000人でも2000人でも1万人でも同じでワクチン有効率の計算に使われるのはコロナを発症した人だけということになる。
ここで使っているのは発症した人数であり、感染した人を計算に使っていないことに注意。だって感染したかどうかは無症状だからわからないもの。えっPCR検査があるからわかるだろうって?それがわからないのだ。だからたぶん感染者数ではなく、より定義の難しい発症した人数を使っているのだ。
それについては私の昨年11月20日の記事「なぜ疫学調査にPCR検査が不適切なのか」を参照願いたい。
さて数式はわかった。ではワクチンの有効率とは何を示しているのであろうか?
ありていに言えば100人かかる筈(発症する筈)だったのを5人にワクチンの効果で抑えた。
100人に対する5人の比は0.05で全体を1とすると「発症しなかった人」は1-0.05でこれを有効率と言っているわけだ。
ほら数式でやめとけばよかったのに言葉で説明するとどんどん複雑になってしまう。
しかし「1000人のうち950人がコロナにかからなくなる」と言う言い方ならすっきりするのに、1000人のうち100人が本当ならかかるのにそれが5人に減ったからとても有効性があるっていうのは、なんか正々堂々としてないなと私など感じてしまう。まあいいですよ、その有効率の定義を受け入れましょう。
それでもうちょっと数式で遊んでみよう。
1000人ではなく100万人を対象に調べたらどういうことになるのか?
コロナワクチンの場合、発症者を対象に有効率を調べてるみたいだが、死者を対象に調べることもできるだろう。発症者をもとに出した有効率をここで「発症者有効率」と呼ぼう。死者をもとに出す有効率を「死者有効率」と呼ぼう。
今、イギリス、フランス、イタリア、米国ではざっと100万人あたり1000人死んでいる。
これらの国で100万人を対象に二重盲検をすると
偽薬グループは1000人が死ぬ。(ひどい実験だ)
ワクチングループは例えば50人が死ぬとする。
すると
1000:50=1:x
x=0.05
1-x=0.95 で この場合の死者有効率は95%。
死者は50/1000でワクチンのおかげで1/20になると言えるわけだ。
米国だといまだ1日3000人死んでいるからワクチンがこれくらい効けば死者は1日150人くらいになる。(あくまですごい概算値だよ)しかしまだ150人いる。
ファイザーのワクチン有効率が95%だとするとだいたいこういうことになる。
さて日本では今100万人あたり30人が死んでいる。
それで日本でも100万人を対象の二重盲検をしてみるとしてこの場合は逆算することとしてワクチンの死者有効率を95%とすると
1-x=0.95
x=0.05
30:b=1:0.05
b=30×0.05=1.5
ただの計算だからなんでもできるので日本人全員がワクチン接種を受けたとするとこの場合日本では100万人あたり1.5人しか死ななくなる。
今現在は100万人あたり30名、そして今現在日本では1日あたり50人から80人死んでいるらしい(統計を信じるなら)から
(1.5/30)×50人から80人=2.5人から4人
机上の空論だけど、この場合1日あたりの死者数は2から4人程度となるわけである。
一方わたしは、日本では集団免疫すでに一度達成。
その後はウイルスの変異(ウイルスは変異するとも)、免疫の低下などで再感染が発生している。もちろん集団免疫下でも免疫を持っていない人が一定数いるのでその人々にも感染する。
という説なので、同じことでワクチンで免疫ができたとしても接種より一定期間過ぎれば免疫低下が起こると思っている。
つまりアメリカの場合で言えば以下の仮定ならば
1.米国人のほぼ全員がワクチン接種を受ける。
2.接種は短い期間で終了する。
3.ワクチンの「死者有効率」が95%である。
もし上記の条件を満たせば、米国では一度1日に死ぬ人は150人程度まで低下するが、一定期間経った後、免疫の有効性が落ちて再び1日の死者は上昇に転じる。ワクチン接種の結果、たとえ有効率95%という高い性能をワクチンが持っていたとしても夢のようにこの騒ぎがおさまることはないと予想できるのだ。
もちろん一度免疫を持てば発症しずらくはなるし発症しても軽症で済むことにはなるだろう。
聞くところによれば米国人の50%はワクチン拒否の方針らしい。
(2021年1月20日、ケゾえもん記)
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