豊かな国スイスのコロナ事情


ホクオはスウェーデンに来る前はスイスにいたが、日本の人には、スイスとスウェーデンは似たようなイメージらしくよく混同される。(今は、スウェーデンのコロナ対策が話題になったおかげで、それほどでもないが。)どちらも日本からとても遠いヨーロッパの北の方にある小綺麗な国で、英語ではSWで始まるし、日本語の漢字表記も「瑞西」と「瑞典」とよく似ている。

住み比べてみるとだいぶ違うが、なんといっても経済格差が大きく、スイスの人の方が断然裕福だ。

「スイスの家計、新型コロナで20万円節約」のニュース

スイスでは3月中旬からロックダウンによりスーパー・薬局・公共サービスを除くすべての店が休業し、オンラインショッピングは可能であっても、約2ヶ月間で平均22万円の「節約」ができて、その分、余分に貯蓄されたそうだ。国民みんなの平均で1ヶ月あたり11万円の節約というのだから、ふだんの消費額は推して知るべし。

新型コロナウイルス危機の間、スイスの1世帯当たりの消費額は通常時より平均2000フラン(約22万円)少なかったことが、銀行大手クレディ・スイスの調査で分かった。収入も全般的に減ったが、ロックダウン(都市封鎖)による商店・飲食店の休業で消費の機会が減った。

Swissinfo 2020-05-12の記事より

スイス人マダムの優雅な隔離生活

「春らんまんの標高1750メートルで6週間のコロナ疎開終了、この美しい谷を去ってチューリヒでの現実生活に戻らなければなりません。」と、知り合いのスイス人マダムが添付していたのはこの写真。(2020年5月6日)。マダムが”戻らなくちゃいけない”現実生活がこれまた優雅なのだが、隔離生活というよりバケーションそのもの。

写真:スイス人マダムが6週間過ごしたコロナ疎開先。

スイス公共放送「スイス人の生活を直撃したコロナ危機」

もちろん、優雅に過ごした人ばかりではない。

2020年4月23日にドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)で放送されたドキュメンタリー番組「DOK」の計1時間38分の映像を、1回10分程度に分け、日本語字幕付きで順次オンライン配信します。この番組はスイス政府が非常事態を宣言した直後から、レストランや美容院の店主、病院のスタッフ、企業人に密着。市井の人たちがこの事態にどう向き合ったかを追いました。

Swissinfo.chより

2020年7月8日現在、上記のドキュメンタリー番組「スイス人の生活を直撃したコロナ危機」を小分けにした日本語訳つき動画(各10分程度)で配信されているのは以下。
第1回(2020年6月22日配信)
第2回(2020年6月23日配信)
第3回(2020年6月25日配信)
第7回(2020年7月3日配信)
第8回(2020年7月5日配信)
第9回(2020年7月7日配信)

スイスでもマスク着用が義務づけられた

スイスでは、2020年7月6日から12歳以上は公共交通機関でのマスク着用が義務付けられている。州によっては、商店内でもマスクを着用しなければならない。

スイスのハイジ
半額で売ってたのでわたしも買いました!
スイス人B男
なんでいまさらマスクが義務化!? マスクが余っちゃってるから?なーんて。(笑)

半額で4.5フラン(約500円)のハイジのマスク。

スイスのハイジ
義務は来週からなのに、チューリヒでは以前よりマスクの人????が多くなっています。(7月1日レポート)
2020年7月1日のチューリヒ湖(ハイジ撮影)

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