前回、帰国したときに「冷えとり」ということばを知ってから、「冷えとり生活」を始めました。冷えとり生活の基本は、なんとびっくり、靴下を4枚重ねで履くことなのです。
「冷えとり」が、実際に、日本でどのぐらいはやっているのかわかりませんが、本に書いてあるとおりに、「5本指のシルク・ソックス」を買おうとインターネットで検索すると、あちこちで売り切れているので、かなり普及している健康法なのでしょうか。
ソックス4枚重ね履きぐらいで驚いているのは、その道の初心者で、上級者となると、6枚とか、さらに10枚重ねる人もいるんだそうです。
初心者のわたしは、4枚重ねで始めてみたのですが、困るのは、外出時。ふだん履いている靴はきつくてはけません。
わたしは、靴だけは、とってもたくさん持っているのです。もうこの先、サイズが変わることがないのだから、と、流行がなさそうな形の靴をバーゲンで見つけては買いため、もう一生、靴は買わなくていい!とさえ思っていました。
まさか、サイズの違う靴が必要になろうとは、想像もしなかったのです。
何事も熱しやすく冷めやすいわたしなので、冷えとり生活もいつまで続くか、わかったものではありません。
それで、しばらくの間、外出時は、4枚重ねはあきらめて、せいぜい2枚重ねの足をぎゅうっと靴につっこんで、出かけていました。
ところが、自分でも意外なことに、室内での冷えとり生活は、続きました。
それで先月、バーゲンの季節が到来したとき、とうとう、自分のサイズよりもふたまわりも大きい靴を買ってしまったのです! しかも3足も!
はたして、近い将来、このデカ靴たちが不要になる日が来るのか、それとも、もっとデカ靴が増えていくのか。どちらにしても、安いからといって、モノを買いためるのは、やめることにしようと思っていますが。
これが、日本で紹介してもらった本(「ずぼらな青木さんの冷えとり毎日」)です。