2020年10月29日付、ケゾえもん寄稿。前ページからの続き。(1,400文字)
ヨーロッパで今なにが起きているのか?
(文=ケゾえもん)
グラフの再掲を繰り返して恐縮だが私が以前つるべ落としグラフとして上久保教授の著書から引用したグラフを再掲する。
これは死者 − 死者グラフでグラフの説明はすでにしてあるので私の過去記事をお読みいただければと思う。
一口に言うとある国でのコロナの死者の死んで行く様子とその規模をこのグラフは現している。
このグラフが作られた7月14日においてこのグラフに掲載されているすべての国において死者の規模の拡大が突然に止まっており(7月14日に突然とまったのではない。7月14日までにという意味)これは集団免疫完成を現しているというのが、このグラフの主張である。
ところが困ったことにこの7月14日以降も各国で死者がまったくゼロになったわけでなくちびちびちびちびと増えている。
その結果フランスでは遂に1日死者が500名になる日が出てしまい医療崩壊を危惧してロックダウンが10月30日から1ヶ月間されてしまうらしい。
では7月14日時点でいったんほぼゼロ(まあゼロとは言わないがかなり減った)になった死者数がどういう風に増えたのかこのつるべ落としグラフに書き入れてみよう。
全部の国をするのはめんどくさいので日本とスイスとイタリアの3国で勘弁して欲しい。1週間ほど前の(もう今日のを改めて調べるのはめんどくさい)統計では
スイスの死者数は1980人 人口は857万人
イタリアの死者数は37700人 人口は6036万人
日本の死者数は1500人 人口は1億2000万人
グラフによれば7月14日において人口100万人あたり
スイスでは200人、イタリアでは600人、日本では8人死んでいる。
そして上記から計算すると
スイスでは225人、イタリアでは624人、日本では10人今現在死んでいる。
つまりスイスは7月14日以降、25人増えて、イタリアは24人増えて、日本は2人増えたことになる(人口100万人あたりね)
それで検討つけて増えた分をグラフに書きこむと矢印でしめしたところにある赤鉛筆で書いた線になる。(右下)
まあ検討で書いたけどこのちょっぴりの部分が増えた死者なのだ。
確かに医療崩壊しては困るのだろうけど、それはそうなんだろうけど増える量は今やそんなに脅威ではないのだ。なぜならみんな免疫を持っているからだ。
いやヨーロッパの多くはロックダウンした結果、それで守られた結果いまだ免疫を持っていない人が、たとえば5%とか3%とか残っている可能性がある。このコロナ、余計なことをするとあとでいつも困ることになるのだ。
このことをもっと資料で説明しよう。
<つづく>
2020年10月29日、ケゾえもん記