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免疫の研究は驚くほど進んでいる
(2023/3/23 ケゾえもん寄稿)
今回はNHKの番組「ヒューマニエンス」の受け売りになるが、これだけ免疫とコロナの研究が進んでいることを、ぜひみなさんに知って欲しい。
コロナウィルスは研究し尽くされた
2020年コロナ騒ぎが始まってから良く言われたフレーズは「コロナは未知のウイルスでありますから・・」というものだった。三鴨廣繁(当サイト内関連記事)など2022年になってもそれを言うので「まだそれを言って煽るのか」と私など腹が立ったものだ。しかしコロナは今や研究し尽くされて、もはや未知のものなどではない。それどころかこれほど研究し尽くされたウイルスは他にない。
世界のコロナ死者数分布地図
人口100万人あたりの死者数を見てほしい。これはコロナ騒ぎが始まった当時の不確かなものでなく、確定データーである。
青色が濃いほど「ひどい」と思ってくれればいい。ヨーロッパ、アメリカではひどく人が死んだことが一目りょう然である。ヨーロッパ、アメリカでは最盛期1日数千人が死に、患者は特定の病院に送られて死ぬ傾向にあったから、誇張でなく棺桶の山が築かれた。

ところがアジア、アフリカは無事だったことがこれまた良くわかる。当時この理由がわからず、ファクターXなどと言われていたものだが、いまやどうしてそうなったか細かいことまで研究が進んできている。Xなど持ち出さなくてよくなっているのだ。
コロナで人が死ぬのは、免疫暴走による
まずコロナでどうして人が死ぬか?それも良くわかってきている。免疫暴走によって人が死ぬのだ。一方若者の多くが無症状かあるいは軽症で済むのは単純に免疫が年寄りより強いからだ。コロナはもともとそんなに凶暴なウイルスでないということだ。
コロナで人が死ぬ場合、それはコロナが直接人を殺すわけでないことがわかってきた。免疫が弱くコロナのウイルスの増殖を許した場合、免疫暴走(サイトカインストーム)が起こる。これにより自身の抗体が全身の血管を傷つけ、特に肺の血管を傷つけ重篤な肺炎が発生し死に至る。コロナがはじまったころ、このことはぼんやりとは言われてきたが、研究が進みこれは今は確定事実だ。
アフリカでコロナ死者数が少なかった理由
アフリカで死人が少なかったのは、衛生状態が悪く人々の免疫が強かったからだ。汚い環境に住めば人間の免疫は鍛えられる。しかしアフリカでも全員が免疫が強いわけでないので、コロナのウイルスに体の中で増殖することを許す場合が発生する。それでもアフリカの場合、人は死なないのだ。それはアフリカでは非常に多くの人が寄生虫を持っているからで、腸内に寄生虫がいると免疫暴走がおこらないことがすでに確定的にわかっている。WHOはアフリカが貧しくワクチンを買えない状況なのでアフリカでは大変なことが起こると予想したが、この予想はまったく外れた。


日本でコロナ死者数が少なかった理由
コロナで人が死なないのはひとつだけの理由ではなく複数の理由があることがわかっている。また地域により、その理由が異なることもわかっている。日本の場合はなにか?
もちろん寄生虫が理由ではない。この写真を見て欲しい。

写真左のセレノモナス・ノクシアというのは日本人がみんな口の中に持っている常在菌で口の環境を悪くした場合、この菌が歯周病を発生させる。写真が示すのはそのアミノ酸配列。また右はコロナの武漢株のアミノ酸配列である。両方共に「IAQYTSALLA」という配列がある。日本人のT細胞はこの配列があるやつは注意ということを日頃から知っていて、武漢株が来たとき「こいつ要注意だ」とすぐさま認識できたということらしいのだ。つまりセレノモナス・ノクシアがワクチンの様な働きをしたらしい。ちなみにこのIAQYTSALLAという配列があると言うこと以外セレノモナス・ノクシアとコロナには共通点はほとんどない。免疫の不思議というしかない。
そしてIAQYTSALLAの配列はデルタにもオミクロンにもあるらしいので今現在ワクチン未接種の人でもセレノモナス・ノクシア菌の効果を期待することができる。今現在、コロナの抗体があるかどうかは簡単にしかも確定的に調べられるようになっている。日本人のワクチン未接種者を調べると多くの人にコロナに対する抗体がすでにあることが証明されている。
免疫の強さ、常在菌の働き、寄生虫の関与。コロナから無事だった理由はひとつではない。
BCG注射による免疫への刺激が感染抑制に効果があるということは半信半疑で言われていたことだがいまや疑問の余地なく、BCGがコロナ抑制に効果があるということがデーター的にも原理的にもはっきりしている。つまり日本人はセレノモナス・ノクシアとBCG予防接種のふたつのファクターで守られていたと言えるのだ。
コロナ専門家たちに煽られて不利益を被った
要するにだ、日本はある意味安全だったのだ。
非常事態宣言もマスクの全員着用も、火葬場での厳重封印火葬も、徹底した消毒も日本では必要なかったと結論せざるを得ない。
岡田晴恵はワイドショーに毎日出演して煽りに煽った。(当サイト内関連記事)
西浦博は自分の間違った信念から出る結論を実行する様、立場を利用して行政に働きかけた。(当サイト内関連記事)
尾身茂はコロナ怖いキャンペーンが成功して自分の立場が強固だと判明した結果、安心して突っ走った。(当サイト内関連記事)
そういうことでどれだけ我々が不利益を被ったかということだ。そしてこれからどれだけの不利益を被るであろうかと言うことだ。
地獄はこれからやってくる
私は以前このコラムで地獄はこれからやってくると書いた(2020.9.9)。その意見は今も変わらない。
欧米のまねをせず抑制的にコロナ対策をしていれば、こんなことにならなかったのに、それができた筈なのに。
いまや日本の財政はコロナにより極限まで傷ついてしまった。コロナで100兆円国債を発行してしまい、それがぎりぎりのところだと計算してやったわけだが、おかげで我々はぎりぎり崖っぷちに立たされるはめになった。
日本国のデフォルテはないが、もはやマーケットが日本国債を受け入れなくなってきている。100兆円も国債を発行していなければこんなことになっていないわけで、つまり余裕があった筈なのにだ。それは欧米でも同じだが、日本はそれをしないで済んだ筈だったのだ。地獄はこれから来る。
人流の8割をカットすれば救われると、のたまった西浦博には本当に腹が立つ。自分は理論疫学だか数理感染学の専門家で方程式を解いて感染予想ができると言っていたが、100歩譲ってそんなことができるとしてセレノモナス・ノクシア効果とかBCG効果のファクターを数式に入れなかったら正しい答えが出る筈がないだろう。西浦博は当時、その事実を知らなかったのだから理論疫学で正しい答えを出せたはずがない。こういう研究は確かになるまで研究室の中だけでやれってことだ。(当サイト内関連記事)
尾身茂にもことあるごとに私は批判を言ってきた。(当サイト内関連記事)
最初の非常事態宣言がデーターから無効だったかもしれないとわかったとき、やつは絶対驚きあわてたんだ。それがそういうことが追及されることはない、コロナは怖い怖いと言っておけば人々はそれに従うしかない図式だと気が付いてから偉そうにすることすること。
しかし戦犯たちは、責任を追及されることなく、ちりじりになり、すべてはうやむやになるというわけだ。これでいいのか?このままだと次のパンデミックでまた同じことが繰り返されることになる。

(2023/3/23 ケゾえもん記)


※このページに掲載の写真の出典はすべてNHKヒューマ二エンス「“免疫” 変異ウイルスを迎え撃て」(初回放送日: 2023年1月10日)より